2021年6月10日更新
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1ヶ月くらい前に、Apple がAirTagというものを発売するというニュースをネットで見つけ、見てたら欲しくなって、購入してみました。発売日には届かなかったのですが、本日やっと手元に届きました。
Apple が言うには、「見つける天才」。良いですね。どれくらいの天才なのか、見てみたくなります。
AirTagは、あなたの持ち物をあっという間に見つけます。
鍵に付ける。バッグに入れる。それだけで「探す」アプリがあなたの持ち物を探し出します。これは、Apple製デバイスを追跡したり、友だちや家族の場所を知るための方法と同じです。
www.apple.com/jp/airtag
AirTag でできること
財布が見つからない時、カギやカバンが見つからない時など、AirTag を入れたり付けたりしておけば、音を鳴らして、その場所を教えてくれます。
何億人もの iPhone の「探す」機能でネットワークを作ります。AirTag は、自分の近くにある「探す」ネットワーク上の iPhone が自分を検知できるように、Bluetoothで信号を送ります。
信号を受け取った iPhone は、AirTag の位置情報を iCloud に送信し、探している人は、自分の iPhone の「探す」アプリを開いてマップ上で、その AirTag の場所を確認できると言うわけです。
「正確な場所を見つける」機能に対応するデバイス
この機能は、対応デバイスが限定されているみたいです。
危ない危ない。これ、全く見てませんでしたが、私の iPhone は 11 なので問題ないですね。
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max
- iPhone 12、iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max
AirTag 自体は、iOS 14.5 または iPadOS 14.5 以降を搭載し、2 ファクタ認証を有効にした iPhone、iPad、iPod touchをサポートしているとのことです。
事前準備
- iPhone iOS のバージョンを、14.5以降にアップグレードします(2021年5月24日時点での最新は、14.5.1 になります)。
- Bluetooth を ON にします。
- 位置情報サービスを ON にします。「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」で有効にできます。
- AirTag を箱から取り出し、本体に被せてあるビニールのカバーを取り除きます。その際に、AirTag 本体に挟み込んである部分があるので、それを引き抜きます。ピピっと音がするはずです。
接続の仕方は、こちらに正式なドキュメントがあります。
こんな箱に入ってきます。
箱を開けると、こんな感じです。
AirTagの大きさは、500円玉よりも少し大きいくらいです。
真ん中にあるのが、AirTag です。このビニールのカバーを剥がします。
AirTag を設定
私の iPhone はシステム言語を北米英語で使っていますので、英語で表示されてますが、システム言語を日本語で使っていれば、日本語表示されますのでご安心ください。
AirTag を iPhoneに近付けると、「接続」が見えますので、それを押します。
リストが表示されます。ここから何にAirTagを付けるのかを選択します。
リストから持ち物の名前を選択するか、「カスタム名」を選択して AirTag に名前を付けます。
私は今回、財布にしました。クレジットカード用の財布に入れたいと思います。
「続ける」を押します。
Apple ID の情報が表示されます。
AirTag を Apple ID に登録するには、もう一度「続ける」をタップします。
財布向けの設定が始まります。
地図が表示され、そこにAirTagの位置が表示されます。
「完了」をタップします。
AirTag を使ってみる
では、実際に AirTag を使ってみたいと思います。
対象となる AirTag が表示されていることを確認し、「Items」をタップします。
機能としては、2つあります。
「音を鳴らす」と「探す」です。
まず、「探す」を押してみます。
AirTag の場所(位置)と、自分の iPhone と AirTag の距離を表示してくれます。
まず、位置を表示さえてみました。私の家の AirTag が置いてある部屋が正確に表示されてます。なかなかやりますね。
たまに位置がずれて、隣の部屋を表示したりしますけど。
次に、iPhone と AirTag の距離を表示してみたいと思います。
表示されましたね。目の前に AirTag があるので、当然、位置はすぐそばですけどね。
今度は音を鳴らしてみます。サウンドをタップします。
やや甲高い二種類の音が鳴りました。それほど大きな音ではないですが、室内では十分な音量です。
実際の音について、良い例がYouTubeにありました。
試しに、クレジットカードの財布の中に AirTag を入れて、引き出しの中にしまってみました。
再度、音を鳴らしてみたところ、ちょっと小さめではありますが、音は聞こえました。
ただ、屋外でうるさいと場所だと、何か聞こえるかなと思えるか、ひょっとしたら聞こえないくらいかも知れません。
室内であれば、十分の音量ではないでしょうか。部屋の中での探しものには向いていると思います。
次に、AirTag から離れて場所を探してみましょう。
iPhone の探すアプリで表示されているAirTagの名前をクリックすると、探すことができます。
探し始めました。ですが、信号が弱いようです。
これを試した時点では、私一人の iPhone しか周りにはありませんので、当然といえば当然ですね。
iPhone の向きを変えたり、少し位置を変えたりしたら、検知しました。AirTag までの距離を表示すると共に、AirTag が自分から見てどの方向にあるのかも表示してくれます。これは便利です。
さらに、AirTag の音を鳴らしてみれば、探しものが見つかるはずです。
まとめ
AirTag はBluetoothで信号を送っているため、信号の届く範囲は、見通し10メートルになります。この範囲に、誰かの iPhone がないと、正確な場所の特定ができません。
しかしながら、世界には数億台もの iPhone があります。特に日本は iPhoneユーザーの割合が多い(ちなみに、私の家族は6人全員 iPhone ユーザー!)です。この点は、よっぽど大丈夫でしょう。
AirTag は、面白く、使えるガジェットだと思います。
私の娘が、たまに自転車のカギをどこに置いたか忘れてしまい困ってますので、プレゼントしてみたいと思います。
2021年6月10日
4つセットの AirTag が本日届きました。早速、娘用に設定したいと思います。
AirTag アクセサリー
ケースは、Belkin 製の俺のブラックを買いました。作りはしっかりしてます。ラバー製のものだと、AirTag が取れてしまうというレビューもありましたが、これはプラスティック製です。表面と裏面をカチッとはめ込み、上部のストラップでさらに固定できます。
AirTag の疑問
疑問1
探しものに使えるのは分かった。そうであれば、子供に付けて、居場所を知るためのセキュリティーとして使えるんじゃないの?
アップルの公式ウェブでは、子供の追跡用ではないと記載があります。ですが、実際は、使えないこともないです。
デメリットを把握しておく必要があります。
AirTagは、ピアリングした iPhone から 10メートル以上離れ、最大3日経過すると、音を鳴らし続けます。
2021年6月10日 Appleはこの仕様を変更したとのことで、「8時間から24時間のランダムな時間経過すると」に変わるそうです。
また、Bluetooth を使って信号を送っていますので、AirTag の周り 10メートル以内に誰かの iPhone がないと、その場所を検出できません。表示できるのは、最後に 10メートル以内に iPhone に信号を送れた場所までになります。
以下のリンクで、実際に検証をしたという記事があります。こちらも参考にして、デメリットを把握した上で、自己責任で使ってみてください。
疑問2
子供の追跡に使えないこともないとなると、他人の AirTag を知らないうちにカバンの中に入れられて、ストーキング目的で使われることもあるんじゃないの?
ここは、アップルも考えてます。自分がピアリングして管理していない AirTag が自分の持ち物に紛れている場合、約30経過すると、自分の iPhoneに、AirTag が検出されたと表示されます。
デメリットもあります。
検出が表示できるのは現時点ではアップル製品 (iPhone, iPad, iPod Touch など) のみです。Android では検知できません。
2021年6月10日 2021年年内に、Android 向けにも「探す」アプリを提供開始するそうです。これにより、Android でも検知できるようになります。
また、30分程度経過しないと検出のメッセージが出ませんので、その間は、誰かに自分の居場所を見らるでしょう。
以下のリンクで、これについて詳しく調べている人がいますので、これも参考にしてください。
疑問3
AirTag って、その他には安全性の問題はないの?
電池交換が簡単であることが問題視されています。小さい子供に持たせると、電池を簡単に取り出せてしまう可能性があるという点です。以前、ボタン電池を誤って飲み込んでしまうという事態が発生しているからです。
疑問4
落とし物を見つけられるのは分かった。でも、その落とし物を誰かが見つけた時に、それに付いている AirTag をその人が持って行ってしまい、リセットして自分用に使えちゃうんじゃないの?
これもアップルは考えています。
一旦 iPhone とペアリングされた AirTag は、そのユーザーの Apple ID と紐づけられ、アクティベーションロックされます。 このため、それを他人が盗んでリセットしたとしても、使用することはできません。
このため、AirTag を他人に譲るには、元のユーザーがピアリングの解除操作を行ってから譲る必要があります。
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