EC2のイメージの取得は2種類あります。
- AMI: EC2の仮想インスタンスのある時点の断面
- Snapshot: EBSのある時点の断面
Snapshot/AMIのどちらを取得する場合も、EC2の対象となる仮想インスタンスは停止をさせてから行う必要があります。停止をしないと、データの生合成が取れない可能性があります。
「イメージの取得」オペレーションを行うと、スナップショットとAMIの両方が作成されます。
それでは、実際にイメージの取得をしていきたいと思います。
ちなみに、事前にAmazon LinuxをEC2で作成し、Apacheをインストールしてあります。
EC2イメージの取得
インスタンスの停止
対象となる仮想インスタンスを選択します。今回は、事前にEC2上に起動させているAmazon Linuxです。
「アクション」から「インスタンスの状態」→「停止」をクリックします。
「停止する」をクリックして、インスタンスを停止させます。
インスタンスの停止が開始されるので、「インスタンスの状態」のステータスを確認します。
しばらくすると、ステータスが「Stopped」に変わります。インスタンスの停止が完了です。
イメージの作成
「アクション」→「イメージ」→「イメージの作成」をクリックします。
イメージの名前と説明を記入し、「イメージの作成」をクリックします。
イメージの作成が開始されるので、「閉じる」をクリックします。
画面左側メニュー「イメージ」の中の「AMI」をクリックします。
ステータスが「Available」になっていれば、イメージの取得は完了です。
スナップショットとAMIの両方を確認します。両方とも作成されてますね。
イメージからの仮想インスタンスの起動
使用するイメージを選択し、「起動」をクリックします。
その後は、インスタンスをEC2上で普通に起動させる時と同じ手順です。
インスタンスの起動が完了したら、SSHでログインしてみます。
Grepして見てみると、Apacheが既にインストールされているのが分かります。初期時にインストールすると、Apacheは入っていないので、取得したイメージから起動したインスタンスだと分かりますね。
イメージの削除
イメージの削除時の注意点は、「登録解除」というオペレーションを行う必要がある点です。失敗を含めて、実際に見ていきます。
画面左側メニューから「スナップショット」をクリックします。
スナップショットの一覧が表示されます。
「アクション」から「削除」をクリックします。
スナップショットの削除のポップアップが出ますので、「はい、削除する」をクリックします。
スナップショット削除中のエラーが表示され、削除ができません。何度、「はい、削除する」をクリックしても同じです。
一旦、「キャンセル」をクリックします。
画面左側のメニューから、「イメージ」→「AMI」をクリックします。
対象のスネップショットを選択し、「アクション」→「登録解除」をクリックします。
このイメージの登録を解除して良いですか?のポップアップが表示されますので、「次へ」をクリックします。
登録解除が行われ、AMIが削除されます。
画面左側のメニューから「スナップショット」をクリックします。
対象となるスナップショットを選択し、「アクション」→「削除」をクリックします。
今度は、スナップショットが削除できましたね。
ポイント
- イメージの作成の際には、対象のインスタンスを停止させる。
- イメージの作成を行うと、スナップショットとAMIの両方が作成される。
- イメージの削除の際は、AMIの「登録解除」を行う必要がある。
- スナップショットからAMIを作成することもできる。
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