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2020年 AWS AWS Solutions Architect - Associate CDN キャッシュ クラウド コンピューター 技術一般 認定資格

AWS を学ぶ(18)CloudFront を使ってみる

この記事は、日本語で作成し、機械翻訳で外国語に訳しています。

AWS を学んでみる(8)CloudFront ってなんだろうで、CloudFront について調べてみましたが、今回は、CloudFront を実際に使ってみました。

今回の動作確認では、以下のようなイメージで、構成を作ってみます。

(1) の部分が、Web サーバーと ELB、(2) の部分が CloudFront です。

CloudFront を使ってみる

事前準備

まず、(1) の部分を作っていきます。

VPC やサブネットについては、AWS を学ぶ(1)VPC を理解するAWS を学ぶ(2)VPC を作ってみようで説明しています。

EC2 でのインスタンスの起動については、AWS を学ぶ(4)EC2 を理解するAWS を学ぶ(6)EC2 を使ってみようで説明しています。

EC2 上に、Web サーバーを起動させます。インターネットからアクセスできるように、パブリックサブネットに起動させて下さい。

Web サーバーのグローバルアドレスを確認し、ブラウザーに入力して下さい。

Web サーバーのコンテンツが表示されましたね。

次に、ELB を起動させます。

ELB の起動と設定については、AWS を学んでみる(9)ELB を使ってみようで説明しています。

今回は ALB を使ってみます。ターゲットを、ES2 上の Web サーバーで指定しておきます。

ターゲットのステータスが Healthy になりました。

ELB のDNS 名を確認し、それをブラウザーに入力してアクセスします。

Web サーバーのコンテンツが表示されましたね。ELB 経由で Web サーバーへのアクセスも成功です。

CloudFront の起動と設定

AWS 管理コンソールの検索テキストボックスに CloudFront と入力し、CloudFront を選択します。

CloudFront の管理コンソールが表示されます。

「Create Distribution」をクリックします。

今回試したいのは、Web サーバーのコンテンツキャッシュです。上の「Web」の方の「Get Started」をクリックします。

Create Distribution の画面が表示されます。

Origin Settings の中の「Origin Distribution Name」のテキストボックスをクリックし、プルダウンメニューを表示させます。

その中に、先ほどの事前準備で作成した ELB が表示されていますので、それを選択します。

これ以外の設定は、今回は特に変更しません。

画面下部の「Create Distribution」をクリックします。

CloudFront Distributions の画面に戻ります。

Statusのところが、「In Progress」になっているはずです。導入が完了するまでに、10 分くらいかかります。

Status が「Deployed」になりました。これで CloudFront の導入が完了です。

導入が完了した Distribution の「ID」をクリックして、詳細を表示させます。

「Domain Name」の箇所に表示されているのが、CloudFront を使う時のアクセス先になります。

CloudFront のドメイン名を、ブラウザーに入力してアクセスしてみます。

Web サーバーやELB経由の時と同じコンテンツが表示されましたね。

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AWS を学ぶ(17)CloudWatch を使ってみる

このページは、日本語で作成し、機械翻訳で外国語に変換しています。

今回は、CloudWatch について学んでみます。

例えば、何らかのしきい値を超えたらアラートを出し、Eメールで通知するということは、運用上必要だと思います。

この機能を、CloudWatch は、簡単に提供してくれます。

実際に使ってみることが早いですので使ってみました。

CloudWatch を使ってみる

AWS 管理コンソールにログインします。

検索テキストボックスで、CloudWatch と入力すると、CloudWatch が見つかるので、それをクリックします。

CloudWatch の管理コンソールが表示されます。

画面右側のメニューから、「アラーム」をクリックします。

アラーム設定画面が表示されます。

画面右上の「アラームの作成」をクリックします。

メトリクスの設定画面が表示されます。

「メトリクスの選択」をクリックします。

EBS、EC2、S3 などの項目が表示されます。表示される項目は、実際に使っている環境で異なります。

今回は、EC2 インスタンスに対して、アラームを設定したいと思います。EC2 をクリックします。

「インスタンス別メトリクス」をクリックします。

さまざまなメトリクスが表示されます。

とりあえず、分かりやすく、CPU 使用率でアラートを設定してみましょう。

一覧の中から、「CPU Utilization」をクリックします。

対象となるインスタンス ID が表示されています。これは EC2 の仮想インスタンスのインスタンスIDです。EC2 の管理コンソールも同時に開いて確認しましょう。

私の場合、テスト向けのインスタンスである、TEST-amz-linux があります。これのインスタンス名とインスタンス ID が同じであるかを確認します。

「CPU Utilization」を選択すると、現在の対象インスタンスの CPU 使用率が表示されます。

メトリクスの条件と指定の画面が表示されます。

今回は、CPU 使用率をメトリクスとして使用します。そのメトリクスは、AWS が用意しているので、メトリクス名は、そのまま使います。

今回は、CPU 使用率が 70% を超えたらアラートメールを出すようにしようと思います。「しきい値の種類」は、静的にします。

「より大きい」を選択し、「よりも」の項目で「70」を入力します。

まだトピックがありませんので、「新しいトピック」を選択し、「通知を受け取るEメールエンドポイント」に、メールの送信先になるEメールアドレスを入力します。このEメールアドレスが、アラートメールの受け取り先です。

名前と説明の画面が表示されます。

アラームの名前とその説明を入力します。

「次へ」を押すと、設定が完了します。

アクションのところを見ると、まだ「保留中の確認」になってますね。

先ほどメールの送信先に設定したメールを確認してみましょう。AWS からメールが届いているはずです。

メールの本文中にある「Confirm Subscription」をクリックします。

以下のような画面が表示されるはずです。これで、サブスクリプションは完了です。これからアラートメールが飛んできます。

CloudWatch の管理画面に戻ると、先ほど保留中だったステータス項目が、「確認済み」に変わります。

設定は、これで完了です。

CloudWatch のアラートを確認してみる

では、実際にアラートを発生させてみましょう。

今回設定しているのは、「CPU の使用率が 70% を超えたら、Eメールでアラートを出す」です。

Linux の top コマンドで、現在の CPU 使用率を確認してみます。テスト機を使ってますので、現在の CPU 使用率は 0% です。

top

次に、Linux の yes コマンドを使って、CPU 使用率を上げてみたいと思います。

これは不思議なコマンドです。Null にリダイレクトし続けると、CPU 使用率がどんどん上がっていきます。

yes > /dev/null

これを 4つ か 5つ 繰り返すと、すぐに CPU 使用率が上がります。今回は、5つ 繰り返してみましょう。

yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &
yes > /dev/null &

すぐに CPU 使用率が 99% まで上昇しました。

しかし、CloudWatch の方は、5分間の平均値で表示しています。すぐには結果が反映されませんので、5分から10分くらい待ってみましょう。

CloudWatch 側でも、CPU 使用率の上昇がみられるようになりました。

アラートメールが飛んでいるはずです。

メールボックスを確認してみると、70% のアラートのメールが届いてますね。動作確認は成功です。

今回は、CPU 使用率でアラートメールを飛ばすように設定してみましたが、CloudWatchは、いろいろなメトリクスが用意されています。いろんなアラートを飛ばして、試してみて下さい。

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AWSを学ぶ(15)Glacier とは何か?どの様に使うのか?

AWS Glacier

Amazon Glacier (以下、Glacier)は、99.999999999の耐久性を持ちながら、容量あたりの費用を抑えたアーカイブストレージサービスです。価格は安いのですが、データの取り出しの際には時間がかかってしまうという特徴があります。

ちなみに、Glacier というのは、グレイシアと読み、日本語で「氷河」という意味です。

オンプレミスの環境ですと、磁気テープを使って長期のデータ保存を行いますが、磁気テープでのバックアップには、「長期保存」、「取り出しに時間がかかる」、「アクセス頻度は低い」といった特徴があります。Glacierは、このイメージで使用されます。

S3の様に、保存するデータに対して名前を付ける事はできず、自動採番された「アーカイブID」で管理されます。

Glacierへのデータの保存は、APIによる操作、またはS3のライフサイクル管理により行われます。

余談ですが、私は以前、クラウドバックアップ関連の製品を取り扱っていたのですが、その製品がS3 やGlacier にデータを保存することができました。Glacier を保存先とする時に、設定にちょっと困ったのですが、ここがポイントでした。Glacier はS3 のバケットを経由しないと、データの保存ができないです(API を使えば別ですが)。

Glacier の価格

Glacier は非常に低コストと言われますが、具体的に価格を見てみましょう。S3と比較してみます。AWSの公式サイトに価格が掲載されています。

S3 標準GlacierS3 Glacier Deep Archive
条件最初の50TB/月      1分から12時間の取り出し     年に1、2回のアクセスで、12時間以内でのデータ取り出し
GBあたりのコスト(USD)0.0250.0050.002
S3 と Glacier のコスト比較

ちなみに私の自宅のNASには、約2TBのデータが保存されています。これをAWSのクラウドストレージ にバックアップして保存すると想定してみます。

S3 と Glacier のコストシミュレーション

1ドル120円換算で計算していますが、S3 Glacier Seep Archive だと月にして4ドル(日本円で480円)です。確かにすごく安いですね。これなら個人でも可能な金額です。

Glacier の構成要素

Glacierは、以下の4つの要素から構成されます。基本的にはS3と同じ(ただし呼び方は異なる)です。

ボールト(S3: バケット)

アーカイブを保存するための領域です。ボールトで使われる名前は、リージョン、及びアカウント内で一意であれば良いため、たのアカウントで使用されている名前も利用できます

アーカイブ(S3: オブジェクト)

Glaceirに保存されるデータのことです。各アーカイブには一意のアーカイブIDとオプションの説明が割り当てられます。アーカイブIDには、138バイトのランダムな文字列が自動的に割り当てられ、ユーザーが指定する事はできません。

インベントリ

各ボールトに保存されているアーカイブの情報(サイズ、作成日、アップロード時に指定された説明など)を収集します。1日に1回の頻度で更新されるため、最新の情報が反映されるまでに時間がかかります。マネージメントコンソールから確認する事で、リアルタイムで状況が見られます。また、ListVaults API を使用することもできます。

ジョブ

アーカイブやイベントリに対して検索をしたり、データをダウンロードするといった要求に対して処理を実施し、それらの処理状況を管理します。

Glacier を使ってみよう

ボールトの作成

AWS 管理コンソールの検索から、「Glacier」を入力し、Glacierの管理コンソールにアクセスします。

「ボールトの作成」をクリックします。

ボールトを作成するリージョンを選択し、ボールトの名前を付けます。

イベント通知の画面が表示されます。

今回は「通知を有効にしない」を選択します。

確認画面が表示されます。

設定内容を確認し、「送信」をクリックします。

ボールトが作成されました。

ボールト名をクリックしてみると、ボールトの中が見られます。まだデータ(アーカイブ)は何も保存していませんので、アーカイブ数は 0 のままです。

アーカイブデータの保存

Glacier のボールトには、上述の通り、直接アクセスができません。API または、S3 のライフサイクルを使用します。

S3 の使い方については、AWSを学んでみる14で調べてみましたので、そちらをご参照下さい。

S3 上の指定したバケツにデータを保存します。

ストレージクラスで、「Glacier」を選択します。

設定内容の確認をし、「アップロード」をクリックして、データを転送します。

転送したデータの名前の「ストレージクラス」を見てみると、Glacier になっています。これでデータがアーカイブとして、Glacier 上に保存されました。

データの取り出しオプション

Glacierにアーカイブしたデータを閲覧するためには、「データの取り出しリクエスト」を行う必要があります。取り出しリクエストを行ってから実際に取り出しができる様になるまでの待ち時間に応じて、高速、標準、バルクの3種類のリクエストオプションがあります。

高速

1−5分程度後でのデータ取得

標準

3−5時間程度後でのデータ取得

バルク

5−12時間後でのデータ取得。次の日に見られれば十分というケースに使用

データの取り出し設定オプション

データ取り出し時の設定オプションは3つあります。Glacier 上のボールトを指定し、「設定」をクリックして設定ができます。

  • 無料利用枠のみ: 無料枠の範囲でデータの取り出しができます。それを超えるデータ量になると、取得リクエストは拒否されます。
  • 最大取得率: 1時間あたりの最大取得率で価格が変わります。
  • 取得制限なし: 制限をかけません。

Glacier Select

Glacier Select は、アーカイブデータに対してSQL を実施し、条件にあったデータを抽出する機能です。つまり、Glacier に保存されているデータを直接検索することができ、アーカイブ全体を取得する必要がありません。

特定のデータだけをアーカイブから取り出せる便利な機能なのですが、使用には、対象のアーカイブデータは非圧縮のSCV形式出なければならばならないなどの条件があります。

Glacier Select は、まもなく Amazon Athena と Amazon Redshift Spectrum と統合される予定とのことです。

データの暗号化

Glacier にデータ保存する時は、SSLを使ったデータ転送が行われます。またGlacier に保存されるデータは、標準で暗号化されます。

もし独自の暗号化方式を使用したい場合は、Glacierに保存する前にその暗号化方式で暗号化を行い、そのデータをGlacierに転送します。

データのセキュリティーに関して、AWSの公式サイトでは、以下の様に記載されています。

AWS では、お客様のプライバシーに絶えず注意を払っています。弊社のお客様はデータのセキュリティを重視しています。そのため、弊社にはシステムを 24 時間体制でモニタリングしている世界トップクラスのセキュリティ専門家チームがおり、お客様のコンテンツを保護しています。AWS により、暗号化、移動、保管管理機能を含め、常にデータを保有しているという認識を持って、最も安全なグローバルインフラストラクチャを構築できます。データセンターとリージョンを相互接続する AWS グローバルネットワークを流れるすべてのデータは、安全性が保証された施設を離れる前に物理レイヤーで自動的に暗号化されます。すべての VPC クロスリージョンピアリングトラフィックや、カスタマーまたはサービス間の TLS 接続などといった追加の暗号化レイヤーもあります。AWS Key Management System (KMS) が管理するキーを使用する、あるいは FIPS 140-2 レベル 3 検証済み HSM を使って CloudHSM で独自の暗号化キーを管理することにより、転送中および保存中のデータを簡単に暗号化して、許可されたユーザーのみがアクセスできるようにするツールを提供しています。AWS では、地域および地方のデータプライバシー法や規制を順守していることを示すために必要な管理と可視性も提供しています。グローバルインフラストラクチャの設計により、データが物理的に配置されている地域を完全に制御し、データ常駐要件を満たします。

AWS 公式ウェブサイト

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AWSを学ぶ(14)S3とは

AWS Simple Storage Service (以下、S3)は、AWS が提供する、安価で耐久性の高いオブジェクトストレージサービスです。容量は無制限(ただし、1つのオブジェクトの最大サイズは 5TB)です。

オブジェクトストレージとは?

ストレージとして一番メジャーなファイルストレージと比較すると、分かりやすいと思います。ファイルストレージはディレクトリ構造をもち、フォルダやファイルを管理しますが、オブジェクトストレージはディレクトリ構造を持ちません。フラットな構成で、ユーザーが独自にデータに対して情報(メタデータ)を付与することができます。このページが参考になります。

利用料とSLA

  • 1ヶ月あたり、0.025 USD/GB(月に 10GB 使っても30円程度。cf. EBS は、1ヶ月あたり 0.12 USD/GB)
  • データは複数のAZに保存され、その耐久性は、99.999999999%(イレブンナイン)

S3 の構成要素

バケット

オブジェクト( データ)を保存するための領域です。バケットは名前を付けて管理しますが、その名前は、AWS内でユニークである必要があります。

キー名

各オブジェクトに付けられる名前です。

オブジェクト

S3 上に保存あれるデータそのものです。各オブジェクトにはキーが付与され、「バケット名+キー名+バージョンID」で、必ずユニークになるURLが作成されます。

メタデータ

オブジェクトデータを管理するための情報です。オブジェクトの作成日時やサーズと言ったシステム定義情報以外にも、アプリケーションで必要となるユーザーが定義する情報をメタデータに保存することもできます。

S3 の使い方

REST や SOAP と言った HTTP ベースの Web API を使用して、S3 上のオブジェクトにアクセスします。

S3 はウェブの管理コンソールから、シンプルなオペレーションで使用することができます。やることは、バケット(フォルダ)を作り、その中にファイル(オブジェクト)やフォルダを保存していきます。

S3 上のバケットとその配下のフォルダ

S3 の機能

アクセス管理
  • ユーザーポリシー・アクセスポリシーなどでアクセスを管理
  • IAMで利用できるユーザーを管理
  • バケット単位で、ユーザーや送信元IPアドレスなどを制限
Webホスティング機能
  • 静的サイトであれば、S3だけで公開することが可能
  • ウェブサイトのラインディングページを保存したり、ウェイブサーバの障害時のSorry ページを置いておくなど
他のAWSサービスとの連携が豊富
  • Redshiftを使ってS3のデータを利用するSpectrum機能
  • S3にデータが保存されたらLumbdaを起動するFunction機能(起動トリガー)

S3 がよく使われるシーンの例

S3 は柔軟性に優れたサービスであるため、アイデア次第では使い方は無限大です。代表的な使われ方として、以下のものがあります。

  • バックアップデータの保存
  • ビッグデータ解析用のデータ一時保存
  • ETL (Extranc/Transform/ Load)の中間ファイルの保存
  • EC2インスタンスやコンテナからのログの転送
  • 静的コンテンツのホスティング

具体例:

1. 静的コンテンツの配置
  • 今、ご覧になっているこのブログのページで使っているイメージファイルも、S3 上に保存してあり、そこから配信しています。
2. ログなどのエクスポート先
3. バッチ連携用ファイルの保存先
4. 静的ウェブホスティング

静的ウェブホスティング機能を行う場合、注意点があります。

  • 静的コンテンツに限る
  • サーバサードの動的なコンテンツをホスティングすることはできない
  • 使用する独自ドメインとバケット名を一致させておく必要がある

ストレージクラス

S3 では、用途に応じて7つのランクを設けています。これをストレージクラスと呼びます。ストレージクラスにより、SLAが設定されます。

STANDARD(スタンダード)

これがデフォルトのストレージクラスです、低遅延と高スループットを兼ね備え、S3 の性能が最も発揮されるクラスとなります。

  • 耐久性:99.999999999%
  • 可用性:99.99%
STANDARD-IA(標準 IA)

STANDARDよりは保存にかかるコストが安価になるストレージクラスです。参照頻度の低いデータ向けとなるため、アクセスが必要のないデータ、それほど頻繁にアクセスしないデータ、といったデータを保存する時に向いています。

  • 耐久性:99.999999999%
  • 可用性:99.99%
ONEZONE-IA(1ゾーン IA)

単一AZ内のみでデータを複製するストレージクラスです。1つのAZ内でのみ複製を行うため、AZ単位で障害が発生した場合、データの復元ができない可能性が高いです。この点以外は、STANDARD-IAと同等のサービスレベルが提供されます。

  • 耐久性:99.999999999%
  • 可用性:99.5%
INTELLIGENT-TIERING(インテリジェントな階層型)

参照頻度の高低を明確に決めることができないデータ向けのストレージクラスです。STANDARDとSTANDARD-IAの2層構成となっており、30日以上参照されなかったデータは、自動的にSTANDARD-IAに移動されます。データの移動が発生するため、頻繁に移動は発生するとコストが高くなります。

  • 耐久性:99.999999999%
  • 可用性:99.9%
Glacier

ほとんど参照されない、アーカイブ目的のデータを保存するストレージクラスです。このクラスに保存されたデータにアクセスする場合、事前にアクセスリクエストする必要があります。またアクセスできるようになるまでに、数分から数時間かかるという特徴があります。

  • 耐久性:99.999999999%
  • 可用性:99.99%

上記5つのストレージクラス以外に、更に2つのストレージクラスが追加されているようです(2020年8月30日時点)。

Glacier Deep Archive

ほとんど参照されない、アーカイブ目的のデータを保存するストレージクラスです。アクセスできるようになるまでに、数時間かかるという特徴があります。1 年のうち 1 回か 2 回しかアクセスされないようなデータを対象とした、長期保存やデジタル保存をサポートします。特に、金融サービス、ヘルスケア、パブリックセクターなどの規制が厳しい業界を対象としており、コンプライアンス要件を満たすために 7ー10 年以上データを保管するように設計されています。

低冗長化

ほとんど参照されない、アーカイブ目的のデータを保存するストレージクラスです。推奨はされていないみたいです。

ライフサイクルの管理

S3 に保存されたオブジェクトは、その利用頻度に応じてライフサイクルを定義することができます。

移行アクション

データの利用頻度に応じて、ストレージクラスを変更します。最初はアクセス頻度が高いが、一定期間過ぎると低くなり、最後にはアーカイブさせると言った移行ができます。

有効期限アクション

指定された期限を越えたオブジェクトを、S3 から削除します。S3 は容量無制限のストレージサービスですが、保存容量が増えればコストも上がります。不要なデータは定期的に削除することが望ましいです。

バージョン管理

1つのオブジェクトに対して、複数のバージョンを管理(バージョニング)することができます。バージョニングは、バケット単位で有効・無効が指定できます。真・旧の両方のオブジェクトが保存されるため、保存容量が増えます。

アクセス管理

S3 のアクセス管理には、バケットポリシー、ACL、IAMが使用できます。

バケットポリシーは、バケット単位でのアクセス制御を行います。

オブジェクト単位での制御には、ACLやIAMを使用します。

データの暗号化

暗号化は、サーバ側での暗号化とクライアント側での暗号化の2種類があります。

サーバ側での暗号化は、データがS3 に書き込まれる時に暗号化され、読み取る時に復号化されます。

クライアント側での暗号化は、AWS SDK を使って、S3 に送信される前にデータの暗号化が行われます。復号化は、クライアント側で暗号化されたデータのメタデータから、どのキーで復号化するのかが判断されます。

サーバ側での復号化は、バケットに対してとオブジェクトに対して行えます。

バケットに対しての暗号化
オブジェクトに対しての暗号化

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AWSを学ぶ(12)EC2のイメージ取得と起動

EC2のイメージの取得は2種類あります。

  • AMI: EC2の仮想インスタンスのある時点の断面
  • Snapshot: EBSのある時点の断面

Snapshot/AMIのどちらを取得する場合も、EC2の対象となる仮想インスタンスは停止をさせてから行う必要があります。停止をしないと、データの生合成が取れない可能性があります。

「イメージの取得」オペレーションを行うと、スナップショットとAMIの両方が作成されます。

それでは、実際にイメージの取得をしていきたいと思います。

ちなみに、事前にAmazon LinuxをEC2で作成し、Apacheをインストールしてあります。

EC2イメージの取得

インスタンスの停止

対象となる仮想インスタンスを選択します。今回は、事前にEC2上に起動させているAmazon Linuxです。

「アクション」から「インスタンスの状態」→「停止」をクリックします。

「停止する」をクリックして、インスタンスを停止させます。

インスタンスの停止が開始されるので、「インスタンスの状態」のステータスを確認します。

しばらくすると、ステータスが「Stopped」に変わります。インスタンスの停止が完了です。

イメージの作成

「アクション」→「イメージ」→「イメージの作成」をクリックします。

イメージの名前と説明を記入し、「イメージの作成」をクリックします。

イメージの作成が開始されるので、「閉じる」をクリックします。

画面左側メニュー「イメージ」の中の「AMI」をクリックします。

ステータスが「Available」になっていれば、イメージの取得は完了です。

スナップショットとAMIの両方を確認します。両方とも作成されてますね。

イメージからの仮想インスタンスの起動

使用するイメージを選択し、「起動」をクリックします。

その後は、インスタンスをEC2上で普通に起動させる時と同じ手順です。

インスタンスの起動が完了したら、SSHでログインしてみます。

Grepして見てみると、Apacheが既にインストールされているのが分かります。初期時にインストールすると、Apacheは入っていないので、取得したイメージから起動したインスタンスだと分かりますね。

イメージの削除

イメージの削除時の注意点は、「登録解除」というオペレーションを行う必要がある点です。失敗を含めて、実際に見ていきます。

画面左側メニューから「スナップショット」をクリックします。

スナップショットの一覧が表示されます。

「アクション」から「削除」をクリックします。

スナップショットの削除のポップアップが出ますので、「はい、削除する」をクリックします。

スナップショット削除中のエラーが表示され、削除ができません。何度、「はい、削除する」をクリックしても同じです。

一旦、「キャンセル」をクリックします。

画面左側のメニューから、「イメージ」→「AMI」をクリックします。

対象のスネップショットを選択し、「アクション」→「登録解除」をクリックします。

このイメージの登録を解除して良いですか?のポップアップが表示されますので、「次へ」をクリックします。

登録解除が行われ、AMIが削除されます。

画面左側のメニューから「スナップショット」をクリックします。

対象となるスナップショットを選択し、「アクション」→「削除」をクリックします。

今度は、スナップショットが削除できましたね。

ポイント

  • イメージの作成の際には、対象のインスタンスを停止させる。
  • イメージの作成を行うと、スナップショットとAMIの両方が作成される。
  • イメージの削除の際は、AMIの「登録解除」を行う必要がある。
  • スナップショットからAMIを作成することもできる。

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AWSを学ぶ(11)ストレージサービス

AWSのストレージサービスは、代表的なものとして、以下のものがあります。

  • Amazon EBS (Elastic Block Store)
  • Amazon EFS (Elastic File System)
  • Amazon S3 (Simple Storage Service)
  • Amazon Glacier
  • Amazon Storage Gateway

2020年8月時点では、AWSの公式ページで記載されているトレージサービスとしては、11個あるみたいです。

Amazon EBSは、ブロックストレージです。ブロックストレージとは、データをブロック単位で管理するストレージのことです。データベースや仮想インスタンスのイメージ保存領域として使われます。プロトコルとしては、SATA、SCSI、FCでアクセスされます。

Amazon EFSは、ファイルストージです。ブログストージの上にファイルシステムを構築し、データをファイル単位で階層で管理し、複数のクライアントからネットワーク上で共有としてアクセスさせる用途で使います。プロトコルとしては、NFS v4.0/v4.1でアクセスされます。

Windowsで標準に使用されるファイル共有プロトコルであるSMB(SMB v2.0 – v3.1.1)向けのファイルストレージとしては、以下のものがあります。

  • Amazon FSx for Windows File Server

ファイルストレージとしては、以下のものもあります。Luster クライアントから使用され、S3と連携ができます。

  • Amazon FSx for Lustre

Amazon S3/Glacierは、オブジェクトストレージです。ファイルに任意のメタ情報を追加して、オブジェクトとして管理します。ファイルの内容を直接操作することは出来ず、HTTP/S経由での操作で使用されます。プロトコルとしては、HTTP、またはHTTPSでアクセスされます。

Amazon Storage Gatewayは、ストレージサービスというよりは、データ転送サービスです。データ転送として、Storage Gatewayの他に、以下のものもあります。

  • AWS DataSync
  • AWS Transfer Family
  • AWS Snow サービス

AWSが提供するストレージサービスはたくさんあるので、まずは一番代表的なEBSから学んでいきたいと思います。

Amazon EBS

EC2のOSの領域として利用されます。追加ボリュームとして複数のEBSをEC2にアタッチすることも可能となります。

EBS は単一のEC2にのみアタッチ可能なサービスです。複数のEC2インスタンスから同時にアタッチする用途には使えませんません。

また、EBSは作成時にAZを指定するため、異なるAZのEC2インスタンスから使うということもできません。

異なるAZのEC2インスタンスに使わせたい場合、EBSのスナップショットを取得し、そのスナップショットから指定のAZでEBSボリュームを作成することで、アタッチが可能となります。

EBSのボリュームタイプ

EBSのボリュームタイプとして、以下の4つがあります。

  1. 汎用 SSD (gp2)
  2. プロビジョンド IOPS SSD (io1)
  3. スループット最適化 HDD (st1)
  4. Cold HDD (sc1)

1. 汎用SSD

EBSの中で最も一般的なもので、SSDを使ったボリュームタイプです。1TB未満のボリュームでは、一時的なIOPSの上昇に対応できるように、バースト機能が用意されています(デフォルトはこのタイプ)。

2. プロビジョンドIOPS SSD

EC2の中で最も高性能なSSDをベースとしたボリュームタイプです。EC2でデータベースを使うなど、高いIOPSが求められる時に使われます(高いIOPS性能が必要であればこのタイプ)。

3. スループット最適化HDD

スループットを重視したボリュームタイプです。ログデータの処理やバッチ処理のインプット用ファイルといった、大容量ファイルを高速に読み取る用途で使われます(スループットが必要であればこのタイプ)。

4. Cold HDD

性能は低いですが、一番コストが安いボリュームタイプです。アクセス性能がそれほど求められないデータに、シーケンシャルでアクセスさせるなど、アーカイブの用途で使われます(アクセスが少ないのであればこのタイプ)。

ベースライン性能とバースト性能

プロビジョンドIOPS以外のストレージタイプには、ストレージ容量に応じてベースライン性能があります。

プロビジョンドIOPS以外のストレージタイプには、バースト性能という指標もあります。

ただし、バースト性能は一時的な処理量の増加に対応するためのものであるため、これに頼った祭神ずはしないことが推奨されます。

ただし、バースト性能は一時的な処理量の増加に対応するために使われるものであるため、これなら頼ったサイジングはしないことが注意点となります。

EBSの拡張と変更

EBSボリュームの変更と拡張作業時には、以下の注意点があります。

  • EBSボリュームに対して変更を行った場合、同一のボリュームに対しての変更は6時間以上開ける必要があります。
  • 現行世代以外のEC2インスタンスタイプで使用中のEBSボリュームに対する変更は、インスタンスの停止なEBSボリュームのディタッチが必要となります。

容量の拡張

EBSボリュームは、容量が足りなくなれば、何度でも拡張が可能となりますが、最大容量は、1ボリュームあたり16TBとなります。

オンライン中のEBSボリュームを変更した場合、OS側からファイルシステムの拡張作業を行わないと、OSから拡張した領域が見えません。これは、VMWARE vSphereなどのハイパーバイザー上で動いている仮想インスタンスのストレージ領域を拡張した時と同じですね。

ボリュームの拡張はできますが、縮小はできません。どうしても縮小したい場合は、新規のEBSボリュームを使い、古い方のボリュームを削除するといったオペレーションを行う必要があります。

ボリュームタイプやIOPSの変更

「gp2を使っていたが、io1に変更したい」など、あとからでもタイプの変更が可能となります。

また、追加のプロビジョニングを行い、IOPSを増やすことも可能です。IOPSに関しては、増減のどちらも可能となります。ただし、IOPSの変更は、24時間程度かかると見ておいた方が良いです。

可用性・耐久性とスナップショット

コンポーネントが障害になった際に備え、EBSは内部的にAZ内の複数の物理ディスクにレプリケーションが行われており、一般的なHDDよりも可用性が高いです。このため、SLAは99.99%と言われています。

また、EBSにはスナップショット機能があり、バックアップを取ることで、必要な時点へ戻すことも可能となります。

スナップショット取得時の注意点は、スナップショットを取る際、必ず対象となる仮想インスタンスを停止させることです。停止をさせないと、データの不整合が発生する可能性があります。

スナップショットを作成すると、AMIも同時に作成されます。後からスナップショットを使って、AMIを作成することもできます。

スナップショットを削除したい場合、AMIの「登録解除」を行わないと削除ができません。

EBSの停止

EBSはEC2お仮想インスタンスにアタッチして使用します。EC2は使用しない時に「停止」という操作を行い、稼働を停止することができます。停止中のEC2仮想インスタンスに課金はされません。しかし、EC2仮想インスタンスを停止にしていても、EBSには課金が発生します。

セキュリティー

EBSにはストレージ自体を暗号化するオプションがあり、暗号化はEC2仮想インスタンスのブートボリュームとデータボリュームの両方に適用ができます。暗号化にはAES256が使用されています。暗号化は、すべての EBS ボリュームタイプでサポートされます

暗号化オプションを使うと、ボリュームが暗号化されるだけでなく、暗号化されたボリュームからのスナップショットも暗号化されます。

EBS暗号化の適用範囲

  • ボリューム内の保存データ
  • ボリュームとインスタンスの間で移動されるすべてのデータ
  • ボリュームから作成されたすべてのスナップショット
  • それらのスナップショットから作成されたすべてのボリューム

既に作成済みのボリュームを暗号化したい場合は、以下の手順で行います。

  1. ボリュームのスナップショットを取得
  2. スナップショットを暗号化
  3. 暗号化されたスナップショットから新規のEBSボリュームを作成
  4. 暗号化されたスナップショットから新規のEBSボリュームを作成

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AWSを学ぶ(6)EC2 を使ってみよう

EC2 にインスタンスを起動

私は AWS を英語表示で使用していますので、日本語表示の時と表示が異なるかもしれませんが読み替えてください。

AWS のマネジメントコンソールにログインします。

検索のテキストボックスに、EC2 と入力します。EC2 の名前が表示されるので、それをクリックします。

EC2 の管理コンソールが表示れます。(画面が新しくなりましたね)

画面上部にあるリージョンの名前をクリックすると、使用できるリージョンの一覧が表示されます。

今回は東京リージョンを使用します。

EC2 の東京リージョンの管理コンソールが表示されます。

左側にあるメニューの中の「Instances」の中の「Instances」をクリックします。

インスタンスの管理コンソールが表示されます。

「Launch Instance」をクリックします。

利用可能なインスタンスの一覧が表示されます。

今回は、Windows サーバーを起動させてみましょう。上部の検索テキストボックスに「Windows」と入力して、エンターキーを押します。

利用可能な WIndows サーバーの一覧が表示されます。

今回は、一番上の Microsoft Windows Server 2019 Base を使います。

その名前の右側にある「Select」ボタンを押します。

インスタンスタイプです。今回は起動確認のテストですので、無償で使える小さいタイプを選択します。

画面右下の「Next」ボタンを押して進みます。

よく使う項目は、以下の3つでしょう。入力したり、プルダウンメニューから選択します。

  • インスタンスの数
  • ネットワーク
  • サブネット

今回は、以下のように設定します。

  • インスタンスの数 = 1
  • ネットワーク = VPC-TKY(私が東京リージョンに作成したVPC)
  • サブネット = ap-northeast-1a

上記以外にも、ドメインに参加させるかとか、ストップボタンを押した時にどうさせるかとかなど、いろいろ設定ができます。今回は起動確認テストですので、全てそのままにします。

画面右下の「Next」を押して進みます。

ストレージの設定画面が表示されます。

これから起動させる Windows サーバー 2019 が使用するストレージの設定です。Windows だとCドライブになります。

Cドライブ以外にもドライブが欲しい場合は、「Add New Volume」を押して追加が可能です。

今回は起動確認テストですので、30GB のまま進めます。

画面右下の「Next」ボタンを押して進みます。

ちなみに、「Volume Type」のところで、SSD なのか、HDD なのかといったストレージのタイプも選択が可能です。

タグの画面が表示されます。

タグは付箋のようなもので、後からみた時にどのインスタンスなのか分かりやすいようにするためのものです。

タグはオプションですので、なしでも問題ありませんが、インスタンス数が増えてくると管理が困難になってきますので、何らかの値を入れておくことがお勧めです。

「Add Tag」をクリックします。

タグは以下のように入力してみました。

  • Key = Win2K19-20200811
  • Value=test

「Next」を押して進みます。

セキュリティーグループの設定です。

Windows インスタンスの場合、初期状態で RDP を許可するルールが入っています。

「Add Rule」ボタンを押して、ルールを追加できます。

ルールには、以下の項目があります。

  • タイプ: TCP、UDP、ICMP、HTTP、HTTPS、SSH など、何を対象にするのかをいろいろと選べます。
  • プロトコル:TCP、UDP、ICMP で、タイプを選択すると、ここも選択されます。
  • ポートの範囲:CUstom TCP や Custom UDP などをタイプで選んだ場合、ポート番号を指定できます。
  • 送信元:通信の送信元を指定できます。どこからアクセスでもOKやこのIPアドレスのみなどです。
  • ディスクリプション:後から見て分かるように、このルールの説明を記述します。

以下は、カスタムTCPを選択して、ポート番号として 8088 から 9099 を許可した例です。

送信元は「全て」「特定の IP アドレスや範囲」が指定できますが、セキュリティーグループも指定できるところが特徴です。

今回は起動確認テストなので、RDP のみを許可して起動させます。

画面右下の「Review and Launch」ボタンを押して進みます。

さあ、最終ステップです。今まで自分が設定した内容を確認しましょう。

起動させるインスタンスのサイズは正しいですか?起動させるリージョン、VPC、サブネットは正しいですか?

インスタンスの詳細も確認してください。

インスタンスにアタッチするストレージの内容やタグの内容も確認します。

全ての内容が自分の設計通りであることが確認できたあ、画面右下の「Launch」ボタンを押して進みます。

最後にキーペアを設定します。

これは、インスタンスにログインする際に使用します。既存でキーペアがある場合は、それを使用することもできますが、今回は新規で作成します。

「Create a new key pair」を選択し、「Key pair name」にキーペアの名前を入力します。

「Download Key Pair」ボタンを押して、キーペアのファイルをダウンロードします。

キーペアのファイルのダウンロードが完了したら、「Launch Instances」ボタンを押して、インスタンを起動させます。

インスタンスの起動が始まります。

画面上部に見えるインスタンス ID をクリックします。

EC2 の管理画面に自動的に移動し、起動中のインスタンスが見えます。

ステータスが「Initializing」になっているのが見えると思います。「起動中」の意味です。インスタンスの起動までには、少し時間がかかります。このステータスの部分を見ておいてください。

ステータスが「2/2 Checks Passed」になれば、起動完了です。

起動させたインスタンスのグローバル IP アドレスも確認できますね。

インスタンスのログインパスワードの入手

画面上部のメニューの「Action」から、「Get Windows Password」を選択します。

以下のようなパスワード取り出し画面が表示されますので、Key Pair Path のところで「Choose File」ボタンを押し、先ほどダンロードしたパスワードファイルを指定します。

パスワードファイルを正常に読み込むと、以下のように証明書の内容が表示されます。

画面右下の「Decrypt Password」ボタンを押して、パスワードを表示させます。

パスワードが表示されました。パスワードをメモしたら「Close」ボタンを押して、画面を閉じてください。

インスタンスへのログイン

パスワードが入手できたので、今度はインスタンスにログインしましょう。

画面上部メニューの中の「Connect」ボタンを押します。

Windowsの場合、RDP のファイルをダウンロードすると簡単です。「Download Remote Desktop File」をクリックして、デスクトップに保存します。

RDP ファイルをダブルクリックして、RDP 接続を開始します。

私は Macbook を使用していますので、Windows とは画面が異なりますが、以下のようなパスワードを求める画面が表示されます。先ほどメモしたパスワードを入力してください。

AWS 東京リージョンの自分のVPC 内に起動させた Windows のデスクトップが表示されます。

インスタンスの削除

EC2 の管理コンソールに戻ります。

画面上部のメニューの中から、「Action」→「Instance State」→「Terminate」を選択します。

インスタンスを削除して良いかの確認画面が表示されます。

画面右下の「Yes, Terminate」ボタンを押して削除します。

インスタンスのシャットダウンが開始されます。

シャットダウンが完了するまで、しばらく時間がかかります。「Instance State」の部分を見ておいてください。

Terminated の表示になったら、インスタンスの削除は完了です。

インスタンスが完了したら、必ず EBS のストレージも削除されているかも確認することをお勧めします。

残っていたら、削除しておきましょう。インスタンスを削除しても EBS が残っているとお金がかかります。

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AWSを学ぶ(5)EC2の性能とコストの考え方

EC2の性能をどう考えるか

EC2ではインスタンスタイプというものがあり、インスタンスのスペックを選択することができます。

オンデマンドタイプですと、例えば、m5.largeとかp2.8xlargeなどがあります。AWSのサイトに、スペックと価格の記載があります。

この「m」とか「p」は、インスタンスファミリーと呼ばれ、「何に対して最適化しているのか」を示しています。

インスタンスファミリー何に対して最適化なのか
 t, m汎用
 cコンピューティング
 p, gGPU
 x, r, zメモリー
 i, dストレージ
https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand

インスタンスファミリーの後ろの数字は世代を表します。つまり、数字の大きいものがより最新ということになります。

一般的には、世代の新しいもののほうがスペックが良く、価格も安いです。

「xlarge」や「4xlarge」の部分が、インスタンスサイズを表し、数字の大きいものの方がスペックが高いということになります。

以下のものが、2020年8月11日時点でのm5インスタンスファミリーの性能と価格です。性能と価格は変更されることがありますので、必ずAWSのサイトを参照してください。

汎用-現行世代

EC2のコスト

EC2では、インスタンスを使ったら使った分だけ課金される「従量課金型」です。

この「使った分だけ」ですが、以下の様な考え方になります。

  • インスタンスが「Running」状態であった時間
  • 「Running」状態であったインスタンスのインスタンスタイプやリージョン

インスタンスを稼動させるリージョンによっても価格が変わるので注意です。

インスタンスの状態は3つあります。

  1. Running: 起動中
  2. Stopped : 停止中
  3. Terminated:  削除済み

EC2では、起動しているインスタンスのみが課金対象になり、停止中や削除されたインスタンスに対しては課金されません

インスタンスの削除に関して、注意点としては以下の点があります。

  • 停止中のインスタンスでも、、EBS(EC2インスタンスにアタッチして使うブロックストレージ)の費用はかかる
  • インスタンスを削除してもEBSは残るものもあるので注意(インスタンスを削除した時は必ずEBSも確認する)

私も過去に、インスタンスを削除したにも関わらず、EBSのストレージが消えていなかったために、コストがかかってしまっていたという経験があります。

スポットインスタンスとリザーブドインスタンス

オンデマンド

  • インスタンスの利用時間によって、料金が発生するタイプです。
  • 短期間や限られたタイミングでのみ利用したいという時に合います。

スポットインスタンス

  • AWSが余らせているEC2リソースを、入札形式で安く利用できるタイプです。
  • ただし、他のユーザーから利用リクエストが増え、リソースの余がなくなると、インスタンスが自動的に中断されます。
  • 一時的にテストや開発で高いスペックのインスタンスを利用したいというケースには良いです。

リザーブドインスタンス

  • 長期利用を約束することで、割引が得られるタイプです(料金先払い)。
  • 例えば、1年間で購入すると40%程度も費用を削減できるケースもあります。
  • 最初はまずオンデマンドで利用し、これでもう大丈夫となったら、リザーブドインスタンスで本番稼動という形が良いのではと思います

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AWSを学ぶ(4)EC2を理解しよう

EC2とは

Amazon Elastic Compute Cloud の略で、AWSで提供されるコンピューティングサービスの1つです。

簡単に言えば、仮想マシンを起動させられるサービスです。

EC2では仮想サーバはインスタンスという単位で管理され、数回クリックすれば起動してくるため、サーバの調達までのリードタイムは大幅に短縮が可能となります。

EC2の便利さを考えるために、オンプレとの比較をしてみましょう。

オンプレ環境では、物理サーバを手配し、そこにOSをインストールし、ラックを増設し、ネットワークや電源の管理をするといった様々な作業が必要となり、新しいサービスをリリースするまでに、1ヶ月くらいはかかるでしょう。

そして、こんなに時間をかけて準備したにも関わらず、予想を超えるトラフィックやリクエストを処理できず、ビジネスチャンスの逃してしまったり、逆にリソースを余らせてしまい、結果として赤字になるなんてこともあり得えます。

EC2を使えばサービスの提供までのリードタイムを大幅に短縮させられます。

ビジネスにとって重要なところはどこなのでしょうか。サービスを用意するところではないですよね。サービスを如何に効率よく提供し続けビジネスを行うことです。つまり、ビジネス価値を生む行為に集中できる様になります。

AWSが提供するコンピューティングサービスには、以下のものがあります。

  • Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
  • AWS Lambda
  • Amazon Elastic Container Service (ECS)
  • Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS)
  • Amazon Fargate
  • Amazon Lightsail

EC2の仕組み

EC2では、使用したいイメージを選択しインスタンスを実行します。このイメージのことを、Amazon Machine Image(AMI)と呼びます。AMIは、 エイエムアイ、又はアミと呼ばれます。

EC2で使えるAMIには2種類あります。

  1. Amazon Linux、 Red Hat Enterprise Linux、Microsoft WindowsといったAWS が標準で提供しているのも
  2. 各ベンダーがサービスをプリインストールしたもの

ユーザーはインスタンスの断面をAMIにすることもでき、それをバックアップとすることも可能となります。

EC2のメリット

EC2には以下のメリットがあります。

  • 簡単にスペック変更
  • 従量課金でのコスト
  • サービス提供までの時間短縮
  • 簡単に冗長化

EC2の最大の魅力は、仮想インスタンスのスペックを簡単に変更が可能であることにあります。つまり、サービスのキャパシティーを柔軟に拡大や縮小が可能となります。

例えば、あなたのビジネスが夏によく売れる商品だとして考えてみましょう。

夏によく売れるのですから、夏時期にリクエスト数が増えるはずです。

この傾向が分かっている場合、どこを目安にサーバーのスペックを考えるべきでしょうか。

以下の様に、最低でも緑色のラインのリスエストをさばくことができるスペックが必要です。大抵の場合、それに1.2とか1.5とか掛けて、少し大きめのスペックでサーバーを用意すると思います。

それにより、ピーク時のリスエストには対応できる様にな離ますが、夏以外がそれほどリスエスト数がありません。無駄がありますよね。以下の黄色の部分は全て無駄になります。

EC2を利用すれば、必要な時に必要となるスペックと台数のサーバーを簡単に用意することができます。クラウドなので、使用したら使用した分だけの料金しかかかりません。コストも抑えられます。

EC2での冗長化

ビジネスを止めないためには、冗長化は非常に重要なポイントとなります。

ECCでの冗長化では、Auto Scalingを使用することができます。

Auto Scalingを使用すると、リクエストやトラフィックの増加に合わせて、EC2のインスタンス数を増加させたり減少させたりすることができます。

例えば、

  • CPU負荷が80%を超えたら、インスタンスを2台追加する
  • CPU負荷が60%を下回ったら、インスタンスを2台減らす

Auto Scalingの機能ですが、ELBと呼ばれるロードバランサーと一緒に使用されます。

ELB: Elastic Load Balancerはレイヤー4(L4)やレイヤー7(L7)で動作するロードバランサーです。EC2上で動作し、EC2のインスタンスに対してトラフィックを負荷分散するだけでなく、インスタンス自体の負荷を監視し、負荷がしきい値を超えたらインスタンスう数を増やしたり、しきい値を下回ったらシンスタンス数を減らしたりする機能を持ちます。

ELBには、以下の3つの種類があります。

Classic Load Balancer (CLB)Network Load Balancer (NLB)Application Load Balancer (ALB)
HTTP, HTTPS, TCP TCPHTTP, HTTPS
古いタイプのLB
リクエストレベル(L7)と接続レベル(L4)の両方に対応
接続レベル(L4)で動作
TCPトラフィックのロードバランシング
リクエストレベル(L7)で動作
HTTPとHTTPSトラフィックの高度なロードバランシング

EC2が分かってきたのではないでしょうか。EC2では、仮想インスタンスというサーバーを起動させられるのですね。これでプライベートサブネットとパブリックサブネットの2つの役割が分かったと思います。

アプリケーションは一般的に3ティアー構成を取っています。

フロントエンドのノードはエンドユーザーからのリクエストを受けますが、バックエンドのノードはエンドユーザーからのアクセスは不要であり、ノード間の通信のみとなります。

思い出してみてください。パブリックサブネットはIGWを経由してインターネットと通信ができましたよね。それに対して、プライベートサブネットは、IGWとは通信をさせませんので、インターネットとの通信はできません。

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AWSを学ぶ(3)ゲートウェイとセキュリティーについて

AWS上に作成される各サブネットには、それぞれ仮想ルータが用意されます。

この仮想ルータでは、ルートテーブルを管理する他に、ネットワークACLを使った通信制御も行います。

また、この仮想ルータは、サブネット内に稼働させられる仮想マシンのデフォルトゲートウェイにもなります。

AWSのルートテーブル

AWSのルートテーブルは、以下の特徴があります。

  • 個々のサブネットに1つずつ設定する
  • 1つのルートテーブルを複数のサブネットで共有はできるが、1つのサブネットに複数のルートテーブルを適用することはできない
  • VPCにはメインルートテーブルがあり、サブネット作成時に指定しない場合は、このVPCのメインルートテーブルが、デフォルトのルートテーブルになる

セキュリティーグループとネットワークACL

セキュリテーグループ

AWS上に稼働させる仮想マシン(インスタンス)自体に適用させる通信制御のルールです。

インスタンスには、必ず1つ以上のセキュリティーグループを適用する必要があります。通信の制御としては、2種類あります。

TCP/UDPなどのプロトコルやアドレス範囲、ポート番号などをルールに使えます。特徴的なのは、セキュリティーグループ自体をルールの中で指定できる(このセキュリティーグループからこのセキュリティーグループへの通信みたいな)ことです。

ステートフルであり、行きの通信を許可すれば、その通信の戻りも許可されます。

インバウンド:外部からVPC内への方向
アウトバウンド:VPN内から外部への方向

ネットワークACL(NACL)

サブネット毎の通信制御を行うルールです。

NACLでは、セキュリティーグループの様に、セキュリティーグループをルールで指定はできません。

またデフォルトでは、全ての通信を許可しています。

ステートレスであり、行きと戻りの通信を明示的に許可しなければ通信ができません。

ゲートウェイ

ゲートウェイは、VPNの内部と外部を通信させる出入り口です。

ゲートウェイは大きく3種類あります。

  1. IGW:インターネットを接続するインターネットゲートウェイ
  2. VGW:VPNやDirect Connectを使ったオンプレとの接続を行う仮想プライベートゲートウェイ
  3. NAT GW:グローバルIPアドレスを持たないインスタンスをインターネットと通信可能にさせるゲートウェイ
  4. 実はその他にもあったりする

GWは各VPCに1つだけ設定されます。

サブネットのルートテーブルで通信をIGWに向ける(一般的には0.0.0.0/0を向ける)と、その通信はインターネットと通信ができる様になります。

第2回で少し出てきたパブリックサブネットとは、これを行っているサブネットのことで、インターネットとの通信が可能となります。プライベートサブネットは、これを行いませんので、インターネットとの通信はできません。

その場合にも何らかの理由でインターネットとの通信が必要となった場合は、NAT GWを使うことになります。

VGWも各VPCに1つだけ設定できます。VPNやDirect Connectでの接続が複数あっても、1台のVGWで複数接続可能です。

さあ、これでサブネットやゲートウェイなどの仕組みが分かってきました。次はいよいよEC2を学んで行きましょう。

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