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2020年 AWS AWS Solutions Architect - Associate クラウド コンピューター 技術一般 認定資格

AWSを学ぶ(13)VPC、EC2、ELB、Route 53 を使ってみる

VPC、EC2、ELB、Route 53 と学んできましたので、これらを組み合わせて使って、動作確認をしてみます。

ドメイン名の取得

今回はドメイン名の取得に、「お名前.com」を使います。期間限定で無料のドメインが取得できたり、1円のドメインが取得できたりします。

以下のリンクから、ドメイン名の取得ができます。

ドメイン名取得の手順

お名前.comの管理画面にログインします。

「ドメインを登録する」をクリックします。

使いたいドメイン名を入力し、「検索」をクリックします。入力したドメイン名が実際に使用可能かのチェックを行います。

私の使おうとしているドメインですと、「.work」なら1円で使えますね。期間限定で0円というのもやっています。その時期を狙うのも手です。

今回は1円で進めます。「.work」をクリックして選択します。

「お申し込みへ進む」をクリックします。

内容を確認し、「次へ」をクリックします。

「申し込む」をクリックします。事前にクレジットカード等の登録が必要です。

処理が開始されます。

ドメインの取得は完了です。

ネームサーバーの登録

AWSの管理コンソールに移動し、検索テキストボックスに「Route 53」と入力します。Route 53 が表示されるので、それをクリックします。

Route 53 の管理コンソールが表示されます。

「DNS 管理」をクリックします。

ホストゾーンを作成していきます。

ドメイン名に、先ほど取得したドメイン名を入力します。

タイプは「パブリックホストゾーン」を選択します。

「ホストゾーンの作成」をクリックして、ホストゾーンを作成します。

ホストゾーンが作成されました。

NS(Name Server)のところに表示されているのが、AWSで使用できるネームサーバーです。これをメモします。

お名前.com管理画面のトップに戻り、「ネームサーバーを登録する」をクリックします。

先ほど取得したドメイン名が表示されますので、その名前のチェックボックスにチェックを入れます。

「ネームサーバーの選択」のところで、「その他」タブをクリックします。

「その他のネームサーバーを使う」のネームサーバーのテキストボックスに、先ほどのAWSのネームサーバーを入力していきます。

4つのネームサーバーの入力が完了し、「その他のネームサーバーを使う」が選択されていることを確認し、「確認」をクリックします。

再度、登録内容を確認し、「OK」をクリックします。

画面上部に「完了しました」が表示されれば、ネームサーバーの登録は完了です。これで、AWS側のネームサーバーを使用することになりなります。

レコードの作成

Route 53 の管理コンソールに戻ります。

「レコードの作成」をクリックします。

ルーティングポリシーの画面が表示されます。

今回は「シンプルルーティング」を使用します。「次へ」を押して進みます。

「シンプルなレコードを作成」をクリックします。

レコード名は空白のままにします。

今回はELBを使いますので、「値/トラフィックのルーティング先」で、ELBのインスタンス名を選択します。

「レコードタイプ」はAを選択します。

「シンプルなレコードを作成」をクリックします。

内容を確認し、「レコードを作成」をクリックします。

レコード一覧に、ELBにトラフィックを向けたAレコードが作成されました。これで、kk-test.work 向けに流れてくるトラフィックは、ELBに向かいます。

実際に確認してみましょう。

kk-test.work 向けにPingを打ってみます。返ってくるIPアドレスを確認してみて下さい。ELBのものになっています。

NSLOOKUPでも確認してみましょう。ドメイン名とIPアドレスが表示されますね。

DIGでも確認してみましょう。ドメイン名とIPアドレスが表示されますね。

ウェブサーバーの設定変更

ウェブサーバーにSSHでリモートログインし、HTMLディレクトリーに移動します。

cd /var/www/html

このディレクトリーに、「index.html」というファイルを作成します。

sudo vim index.html

ブラウジングした時に表示させる内容を記入します。

<html>
<body>
Hello World. This is Web-01.<br>
<?php echo 'hoge'; ?>
</body>
</html>

早速、ブラウザーで確認してみましょう。”http://kk-test.wok” にアクセスしてみます。

先ほど、index.html に記入した内容が見えますね。

Route 53 の管理コンソールに戻ります。

「レコードを作成」をクリックします。

シンプルルーティングを選択し、「次へ」をクリックします。

「シンプルなレコードを定義」をクリックします。

レコード名は「www」にします。

「値/トラフィックのルーティング先」は「レコードタイプに応じたIPアドレスまたは別の値」を選択し、テキストボックスにELBのDNS名を入力します。

「レコードタイプ」は「CNAME」を選択します。

「シンプルなレコードを定義」をクリックし、レコードを作成します。

CNAME レコードが作成されました。

レコード一覧にも追加されています。

またブラウザーで確認してみましょう。今度は、「http://www.kk-test.work/index.html」にアクセスします。

index.html の内容が表示されました。

この教材を使って勉強してます。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト

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AWSを学ぶ(9)ELB を使ってみよう

最初に、東京リージョンの EC2 に、ウェブサーバーを2台起動させておきます。

今回はWindows2019 サーバーを 2台起動し、手っ取り早くウェブサーバーにしたいので、04 Web Server というフリーソフトを使ってウェブサーバーにしています。

まずは、ELB (Elastic Load Balancer) がどんなものか使ってみたいので、基本的な設定で動かしてみます。

ELB の種類

ELB (Elastic Load Balancer) には3種類あります。選択するときに気をつけるべき点は、以下の通りです。

  • Application Load Balancer (ALB)

バランシング の対象プロトコルがHTTP(S)の時はこれ

  • Network Load Balancer (NLB)

バランシング の対象プロトコルがHTTP(S)以外のTCPまたはUDPの時はこれ

  • Classic Load Balancer (CLB)

EC2-Classicの環境でバランサーを使いたい時はこれ

実際に使われるのはALBかNLBで、CLBは今は使われることはないです。

ELB (Elastic Load Balancer) の作成

東京リージョンの EC2 の管理コンソールにログインします。

左側のメニューの中の「ロードバランシング」から「ロードバランサー」をクリックします。

ELB の管理コンソールが表示されます。

画面上部にある「ロードバランサーの作成」をクリックします。

ロードバランサーの種類を選ぶ画面が表示されます。

今回は NLB(Network Load Balancer)を使ってみましょう。真ん中のロードバランサーの「作成」をクリックします。

ロードバランサーの設定画面が表示されます。

ロードバランサーの名前を入力します。

VPCを選択します。今回は東京リージョンのデフォルトVPCを使います。

次に、ウェイブサーバーが存在するサブネットを選択します。

タグも付けておきます。

セキュリティーのエラーメッセージが表示されますが、今回はHTTPでの基本的な動作確認ですので無視します。画面右下の「次の手順」をクリックします。

ルーティングの設定画面が表示されます。

ターゲットグループの名前を付けます。このターゲットグループというのは、EC2に起動させたウェブサーバー2台をグループ化した名前です。

今回は、ヘルスチェックはそのままで使います。「次の手順」をクリックします。

ターゲットの設定画面が表示されます。

画面下部にインスタンスが見えます。これがEC2に起動したウェブサーバー2台です。両方のチェックボックスにチェックを入れ、その上にある「登録済みに追加」をクリックします。ポートは80のまま利用します。

登録済みターゲットの方に、2つのインスタンスが表示されます。これでターゲットの設定はOKです。「次の手順」をクリックします。

最終ステップです。設定内容を確認します。設定内容に問題がなければ、「作成」をクリックします。

ELBの作成が開始されます。「閉じる」をクリックします。

EC2の管理画面に戻り、ロードバランサーをクリックし、ELBの管理コンソールに戻ります。

状態がProvisioningになっているのが見えますので、状態が完了になるまで待ちます。

ELBの動作確認

通信の宛先の確認をします。

ELBのインスタンスの「基本的な設定」の中に「DNS名」が見えます。これがELBの宛先アドレスのホスト名となります。

このELBのDNS名をブラウザーで指定します。

http://dns-name

MacBookからアクセスすると、ウェブサーバー2号機に接続しています。

次に、Windowsからアクセスすると、ウェブサーバー1号機に接続しています。ロードバランシング成功ですね。送信元IPアドレス毎に、接続先のウェイブサーバーを使い分けています。

この教材を使って勉強してます。

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