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2020年 おすすめ販売 おもしろ ラーメン 料理

激辛は正義なり

辛い食べ物、激辛が好きだ。激辛にまずいものはない、激辛は正義だ。

カレーハウスココ壱番屋では5辛以上しか食べないし、蒙古タンメン中本では北極ラーメン以外は注文しない。もちろん完食しているのは言うまでもない。

日本人ばなれした辛味耐久性と嗜好性を有すると自負する私は、日本人に生まれたことを悔やんでいるくらいである。

そんな私は家でインスタントラーメンを作ることがたまにあるが、軟弱なメイド・イン・ジャパンには魅力を感じない。

私が選ぶのは辛党の舌と胃袋をガッツリ満足させてくれるメイド・イン・コリア、韓国製のインスタントラーメンだ。

韓国のインスタントラーメンと言えば農心の辛ラーメンが有名だ。

だが、あんなものは私ほどの本格的辛党に言わせれば全く大したことはない、辛ラーメンを辛いと言っている人は辛党失格、人生損をしている。

私のような本物が選ぶのはオットギ・熱ラーメンだ。

辛党を名乗る方ならこの熱ラーメンのうまさが分かるはずである。

「体が熱くなるくらい辛い」というコンセプトだが、全くその名に恥じない辛さと味わいであることを保証してもよい。

他の韓国ラーメンと同じく、沸騰させたお湯に麺・具材・粉末スープを同時に入れて煮込む形式。

煮込みラーメンなので、麺は伸びにくく、モチモチと程よい歯ごたえがある。

肝心のスープは真っ赤で見るからに辛そうだが、見掛け倒しではない。

この激辛党の私の装甲車のような舌ですら確実に刺激を感じ、そのスパイシーさは敵対的ですらある。

冬にこれを食べたら、部屋に暖房はいらない。胃袋に到達する頃には体温は確実に上昇しているからだ。

袋に入っている具だけで足りないならば、自分なりに具をアレンジして入れてもよい。私はいつもネギ・ハクサイ・鶏肉を入れて煮込んでいる。

麺はもちろん、スープまで飲み干せば健康的に罪悪感を覚えざるを得ないが、その罪悪感は銀行強盗を成功させたような爽快感を多分に含む。

だが、辛さだけならばこの熱ラーメンの上を行くラーメンがある。

それは同じく韓国のトゥムセラーメン。

韓国激辛ラーメンの総大将だ。

激辛の本場・韓国でも辛すぎて食べれない人がいるほどで、世界一辛いラーメンとも呼ばれている。

私は熱ラーメンに飽き始めた頃、ネットでこのトゥムセラーメンの存在を知り、通販で購入して挑戦してみたことがある。

はっきり言ってナメてた。

熱ラーメンよりちょっと辛いくらいだろうと、

韓国はもう完全に私の軍門に下ったと、軽い気持ちで食べてみたら…。

辛い!!

油断していた分、効いた!

口に入れてからしばらくは大したことないと思っていたが、後から突き抜けるような辛さが舌を侵襲する。

韓国をナメすぎて、返り討ちに遭ってしまった気分だ。

その後、生卵を落とせば何とか食べることができることが分かったが、私の敗北である。

熱ラーメンとは別次元の辛さだったのだ。

辛さを弾丸とその威力に例えるならば、辛ラーメンは38口径のピストル弾、熱ラーメンは12.7ミリの重機関銃弾だが、トゥムセラーメンは劣化ウラン弾だった。

香りや麺の歯ごたえはなかなかのものであるが、何しろ辛い!どんな辛い物を食べても水を飲まない私が、水をガブガブ飲んでしまった。

麺は何とか完食したが、スープは…捨てた。

これを食べている時の私は汗で顔が溶解して一人サウナの状態で、端から見たらさぞかし閲覧注意な醜さであったことだろう。

よって、トゥムセラーメンは熱ラーメンをすでに制圧し、「我こそは真の辛党なり!」とおっしゃる方にはぜひ挑戦していただきたい一品、韓国インスタントラーメン最後の砦である。

実に手ごわい対戦相手となることを保証する。 スープの一滴も残さず完食し、なにとぞ私の無念を晴らしていただきたい。

ご紹介したラーメンを、みなさんも試してみませんか?激辛ラーメンライフをお楽しみください!

農心の辛ラーメン

オットギ・熱ラーメン

トゥムセラーメン

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2020年 AWS AWS Solutions Architect - Associate クラウド コンピューター 技術一般 認定資格

AWSを学ぶ(10)RDSとは

RDS: Relational Database Service は、AWSがマネージドサービスで提供するリレーショナルデータベースサービスです。

リレーショナルデータベース(RDB)とは?

RDBとは関係性データベースとも呼ばれ、行と列の2つの軸で表されるデータベースのことです。イメージとしては、高機能なExcelと考えると分かりやすいです。このリンクが参考になります。

マネージドサービスとは?

マネージドサービスとは、通信サービスやITサービスなどのうち、サービスの利用に必要な機器やソフトウェアの導入や管理、運用などの業務も一体的に請け負うサービスのこと。このリンクが参考になります。

つまりRDSを使うことにより、サーバーやOS、パッチ当てなどをAWS側でサービスに含めて提供してくれるので、ユーザー側で管理する必要がなくなるということです。

これにより、構築にかかる負荷を少なくすることができ、ユーザー側は、ビジネスとして価値を生む「コア」となる部分に注力することができるようになります。クラウドって感じです。素晴らしいですね。

青色の部分が、ユーザー側管理となるもの
AWSで提供されるマネージドサービスの例
  • Amazon RDS
  • Amazon RedShift
  • Amazon ElastiCache
  • Amazon S3
  • Amazon Route 53
  • Amazon CloudFront
  • Amazon SQS
  • Amazon SES

RDSの基本

RBSは、AWSが提供するリレーショナルデータベース(RDB)のサービスです。

AWSのRDSで対応しているデータベースは、以下のものがあります。

  • Amazon Aurora:Amazonが提供しているリレーショナルデータベースです。
  • Postgre SQL:オープンソース型の人気が高いリレーショナルデータベースです。
  • MySQL:MySQLもオープンソース型のリレーショナルデータベースです。
  • Mariaデータベース:MySQLをもとに作られたデータベースです。操作性や使用方法はMySQLによく似ています。
  • Oracle:世界で最初に採用されたRDBMSで、最も広く利用されています。
  • SQL Server:マイクロソフト社が提供しているRDBです。

RDSの特徴

AWSのマルチAZを使うことで、マスター・スレーブ構成が簡単に作れますので、DBの可用性を上げることができます。

マスター側のデータが書き変われば、自動でスレーブ側に同期もしてくれます。

通常、DBサーバーはフロントエンドとなるウェブサーバーを経由してアクセスすることになりますが、ウェブサーバーからDBサーバーにアクセスするときは、IPアドレスではなく、「エンドポイント」と呼ばれるアドレスのようなもので接続をします。

AWS内のDNSでこのエンドポイントと実際にDBサーバーが使っているIPアドレスのマッピングをしていますので、マスター側機器の障害時にスレーブ側機器に切り替わっても、マッピングも更新されますので、エンドポイントは変わりません。

AWS内のDNSでこのエンドポイントと実際にDBサーバーが使っているIPアドレスのマッピングをしていますので、マスター側機器の障害時にスレーブ側機器に切り替わっても、マッピングも更新されますので、エンドポイントは変わりません。

リードレプリカ

DBへのトランザクションが増えて負荷が上がると、システム全体のパフォーマンスが低下してしまいます。

また、DBの特徴として参照のトランザクションがほとんどとなります。このため、参照専用のDBを用意できます。これがリードレプリカです。

DBのレコード内容を変更や削除したい場合、マスターとなる機器側を変更すれば、リードレプリカ側の機器にも情報が同期されます。

バックアップの自動取得

  • スケジューリングを行い、自動的にバックアップとしてのスナップショットを取得することができます。もちろんマニュアルでのバックアップも可能です。
  • スナップショットを元に、新しいDBを構築することも可能となりますので、ある時点のデータに戻したいとなった時ににも使えます。
  • EC2上に自分でDBサーバーを立てた場合、Cronなどを使ってバックアップのスケジューリングをする必要があるが、RDSはマネージドサービスなので、その機能も提供されます。

パッチ当ての自動実施

  • OSレベルでのパッチ当てが必要となった場合、スケジューリングをしてメンテナンスウィンドウを設けて、自動で実施することが可能です。

パラメーター設定

  • RDSの制約として、SSHを使ってDBサーバーに接続することはできず、SQLコマンドを使って接続する必要があります。
  • その代わりに、パラメーターグループという機能があり、管理コンソールから設定が可能となります。
  • この設定変更も、スケジューリングを行い、メンテナンスウィンドウを設けて実施することができます。

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2020年 中国語 中国語検定 外国語 本・雑誌 認定資格 語学学習

中国語が聞き取れない?

なぜ中国語が聞き取れないのか?

 「中国語の文章ならば分かるけど、聞くことができない」

 「中国人の中国語が速すぎて耳が追い付かない」

 「中国語検定の筆記は自信あるけど、ヒアリングはダメだ」

中国語を始めたばかりの方は当然として、ある程度学習した方の中にも、こういった悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

わかります。

中国語通訳者・翻訳者の私は、よく中国語学習者の方からよくそういった相談を受けますし、私自身もかつてそうでしたから。

留学すればいい、なるべくたくさん中国人と話せばよいとおっしゃる方もいらっしゃいますが、私はお勧めしません。

留学にはお金もかかりますし、仕事しながら学習していらっしゃる方には無理です。

中国人と話すと言っても、そもそも聞き取れないのに、中国人と中国語でコミュニケーションになるんでしょうか?ヒアリング力があまりに低いからと、なかなかコミュニケーションに踏み込めない方も多いのではないかと思います。

第一、私自身に中国への留学や長期滞在の経験がなく、あまり積極的に人に話しかける性格でもありません。

私は主に参考書のCDを使ってヒアリング力をつけました。

ですから、参考書だけでもヒアリング力の向上は可能であると確信しています。

相談を受けた時、私はいつもそういった自宅での独学を軸とした基本的なヒアリング力の習得方法をアドバイスしています。

具体的にどのように学習すればよいかのアドバイスをする前に、なぜ中国語が聞き取れないのでしょうか?文章だったら読めるにもかかわらず。

それは簡単。中国人の話すスピードで話すことができないからです。

そのスピードで話せない以上、聞き取ることは不可能であると断言できます。

ヒアリング力はスピーキング力とかなり比例するのです。

ですから、ヒアリングの訓練にはまず短い文章でもいいから、中国人と同じスピードで話せるようになることが必要なのです。

私の場合、その訓練は主にシャドウイングという手法を使って行いました。

シャドウイングとは、CDの音声が言うことを同時に言うというものです。

まずは一つの例文をCDの音声に合わせて、慣れないうちは文章を見ながら言い、最終的には音声のみでその音声と同時にその例文を言えるようになるまで行います。

補助的に、紙にその例文を書くこともお勧めします。

その例文に慣れたら、もちろん次の例文で同じようにシャドウイングです。

舌がもつれて、なかなか中国語が出てこないかもしれませんが、それは舌や顔の筋肉が中国語の発音に慣れていないからです。

慣れるまで繰り返してください。

筋肉は鍛えれば発達し、それに適した動きをするようになるのは言語も同じなのです。

このシャドウイングを毎日行うことによって、脳内に生きた中国語の音声のネットワークが作られ、音声情報として脳内に記憶することができます。

つまりヒアリング力向上のための確実な第一歩が踏み出せるわけです。

最初は短い文章のものが良いでしょう。

しかし、付属のCDは中国人と同じスピードで発話するものでなければいけません。

私は様々な参考書を試しましたが、シャドウイングに特化した教材としてスリーエーネットワーク発行の『通訳メソッドシリーズ』をお勧めします。

その『通訳メソッドシリーズ』の中でも初級者の方にとってこれ以外にはないと自信を持って推奨できるのは『通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語文法』です。

この『通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語文法』は中国語検定準4級以上3級未満のレベルの方向けと個人的には思います。

1000近くある例文は短いものが多く、ある程度学習したがまだ初級レベルと考えておられる学習者の方には最適です。

当書はシャドウイングに特化した参考書のため、シャドウイングの細かいやり方が書いてありますが、上記の私独自の方法でも大丈夫です。

文法のおさらいや基礎固めもでき、語彙力もつくと思います。

この本での訓練を終えた頃には、十文字程度の短文ならば滞りなく発話でき、当然十分聞き取れるようになるはずです。

ここまで来たなら、中級も目指しませんか?

中級を目指す方向けならば、『通訳メソッドを応用した中国語短文会話800』をお勧めします。

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これもシャドウイングを主眼とした参考書ですが、最初にご紹介した中国語文法よりも文章は長くなります。

私の経験から、この本での学習を終えれば中国語検定3級程度のヒアリングならば十分対応できるようになっていることでしょう。

また、おしゃべりは無理としても、中国人と一問一答程度の短い会話ならばできるようになっているはずです。

中級まで達した方ならば、もう後は放っておいても上級を目指したくなることでしょう。

そんな向上心あふれる方には中級最後の関門、『通訳メソッドを応用した中国語中級会話700』です。

文章の難易度は完全に中上級で、音声を聞いただけでそれを自分の口で再現できるまで学習したならば、もうかなりヒアリング力は付いていることと思います。

私が当書での学習を終えた頃、中国語検定2級に合格し、中国語でのコミュニケーションはほぼできるようになっていたと記憶します。

他に上級を目指したい人向けの『通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語難訳語500』や『通訳メソッドを応用したシャドウイングと速読で学ぶ中国語通訳会話』がありますが、初級者の方に特にお勧めしたいのは上記三冊です。

以上はあくまで私の経験を基にしたものですが、独学によるヒアリング力の向上にはシャドウイングが唯一かつ最も有効な方法だと私は確信しています。

習得の速度は個人差があるかもしれませんが、重要なのは毎日続けることです。

語学は毎日続けている人を絶対に裏切らない学問です。

自分では気づかなくても、必ず成長させてくれるのです。

想像してみてください。

中国語で会話できる自分を、中国人の言ってることを理解できる自分を、更には中国語で思考するようになった自分を。

そうなってみたくはありませんか?

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2020年 おもしろ 昭和 本・雑誌

昭和カオス

『女子高生が、写真館でヌード写真を撮影させて少なからぬ金銭を受け取っており、その数は二百人余りに上ることが判った』

 貞操の価値が暴落してから久しい。

九十年代にはすでに援助交際と称して女子高校生が売春を始めていたから、ヌード写真を撮影させていたなんて「何だ、その程度か」感すらある。

しかし、これは平成や令和の世で起きたことではない。

昭和も昭和、それも昭和2年(1927年)5月の新聞報道なのだ。

昭和2年なんて、戦前どころか限りなく大正時代に近い大昔。

まだ軍部が健在で、未成年の明治生まれがいて、江戸時代生まれすらゴロゴロいた時代。

貞操観念が現代とは比べ物にならないほど堅かったはずである。

にもかかわらずヌード写真を撮影させていたのは、よりによって家柄も懐具合も立派な家庭出身で、厳格な躾を受けてきたはずの名門お嬢様学校の生徒ばかり。

そんな嫁入り前の御令嬢たちが、小遣い銭欲しさに易々と自分のヌードを他人にさらしていたのだ。

戦後、生きるために米兵に体を売っていたパンパンならともかく、食うに困らない名門のお嬢ちゃんたちが遊ぶ金欲しさでそんなことをやっていたなんて、援助交際やってた平成の女子高生とほとんど変わらない。

 今も昔も、ヒトの考えることは同じということなんだろう。

 でも ちょっとうれしくならないか?

 君子然とすました顔で写る白黒写真の中の人たちが、ヘラヘラとスマホで自撮りしている現代の我々と同じく生臭いことを考えていたことが分かると。

出典:毎日新聞社『昭和史全記録』より

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2020年 AWS AWS Solutions Architect - Associate クラウド コンピューター 技術一般 認定資格

AWSを学ぶ(9)ELB を使ってみよう

最初に、東京リージョンの EC2 に、ウェブサーバーを2台起動させておきます。

今回はWindows2019 サーバーを 2台起動し、手っ取り早くウェブサーバーにしたいので、04 Web Server というフリーソフトを使ってウェブサーバーにしています。

まずは、ELB (Elastic Load Balancer) がどんなものか使ってみたいので、基本的な設定で動かしてみます。

ELB の種類

ELB (Elastic Load Balancer) には3種類あります。選択するときに気をつけるべき点は、以下の通りです。

  • Application Load Balancer (ALB)

バランシング の対象プロトコルがHTTP(S)の時はこれ

  • Network Load Balancer (NLB)

バランシング の対象プロトコルがHTTP(S)以外のTCPまたはUDPの時はこれ

  • Classic Load Balancer (CLB)

EC2-Classicの環境でバランサーを使いたい時はこれ

実際に使われるのはALBかNLBで、CLBは今は使われることはないです。

ELB (Elastic Load Balancer) の作成

東京リージョンの EC2 の管理コンソールにログインします。

左側のメニューの中の「ロードバランシング」から「ロードバランサー」をクリックします。

ELB の管理コンソールが表示されます。

画面上部にある「ロードバランサーの作成」をクリックします。

ロードバランサーの種類を選ぶ画面が表示されます。

今回は NLB(Network Load Balancer)を使ってみましょう。真ん中のロードバランサーの「作成」をクリックします。

ロードバランサーの設定画面が表示されます。

ロードバランサーの名前を入力します。

VPCを選択します。今回は東京リージョンのデフォルトVPCを使います。

次に、ウェイブサーバーが存在するサブネットを選択します。

タグも付けておきます。

セキュリティーのエラーメッセージが表示されますが、今回はHTTPでの基本的な動作確認ですので無視します。画面右下の「次の手順」をクリックします。

ルーティングの設定画面が表示されます。

ターゲットグループの名前を付けます。このターゲットグループというのは、EC2に起動させたウェブサーバー2台をグループ化した名前です。

今回は、ヘルスチェックはそのままで使います。「次の手順」をクリックします。

ターゲットの設定画面が表示されます。

画面下部にインスタンスが見えます。これがEC2に起動したウェブサーバー2台です。両方のチェックボックスにチェックを入れ、その上にある「登録済みに追加」をクリックします。ポートは80のまま利用します。

登録済みターゲットの方に、2つのインスタンスが表示されます。これでターゲットの設定はOKです。「次の手順」をクリックします。

最終ステップです。設定内容を確認します。設定内容に問題がなければ、「作成」をクリックします。

ELBの作成が開始されます。「閉じる」をクリックします。

EC2の管理画面に戻り、ロードバランサーをクリックし、ELBの管理コンソールに戻ります。

状態がProvisioningになっているのが見えますので、状態が完了になるまで待ちます。

ELBの動作確認

通信の宛先の確認をします。

ELBのインスタンスの「基本的な設定」の中に「DNS名」が見えます。これがELBの宛先アドレスのホスト名となります。

このELBのDNS名をブラウザーで指定します。

http://dns-name

MacBookからアクセスすると、ウェブサーバー2号機に接続しています。

次に、Windowsからアクセスすると、ウェブサーバー1号機に接続しています。ロードバランシング成功ですね。送信元IPアドレス毎に、接続先のウェイブサーバーを使い分けています。

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AWSを学ぶ(8)CloudFront って何だろう

Amazon CloudFront とは

Amazon CloudFront(以下CloudFront)は、HTMLファイル、CSS、画像、動画といった静的コンテンツやストリーミングといった動的コンテンツをキャッシュし、オリジンサーバー(本来のアクセス先)の代わりに配信する、AWSのCDNサービスです。

CloudFrotでは、エッジローケーションと呼ばれるデータセンターを通じてコンテンツ配信が行われます。世界中に120を超えるエッジローケーションがあり、CloudFront を使うと、ユーザーから最も近いエッジローケーションからコンテンツを配信できます。

例えば、日本のユーザーが北米にあるサーバーにアクセスすることを考えてみましょう。

CloudFront を使わない場合、エンドユーザーは、オリジンサーバーとなる北米にあるサーバーにアクセスすることになります。距離遅延としては、180ミリ秒くらいありレスポンスが非常に遅いです。

CloudFront を使う場合、エンドユーザーは最寄りの CloudFront に接続できます。日本のユーザーは日本にある CloudFront にアクセスができるため、距離遅延を非常に小さく抑えられます。

※ 実際の距離遅延は、利用している回線や利用状況によっても変動します。

CoudFront ですが、代表的なところですと、以下のようなサービスで利用されています。

Amazon Prime Video

  • NFLのサーズデーナイトフットボールを、世界200カ国以上でスムーズに配信するためにCloudFrontを利用
  • 遅延の少ないライブ映像を提供することができるため、ユーザーに最新の試合の様子を迫力のある状態で提供

Hulu

  • CloudFrontをはじめとしたAWSのインフラストラクチャーで、定額制動画配信サービスライブ映像を配信
  • 急に視聴者が増えてトラフィック量が増大したとしても、スムーズにサービスを提供が可能

CloudFront の構成

CloudFront には、以下の構成要素があります。

1. バックエンド
  • オリジンサーバーのことを言います。
  • オリジンサーバーとして、ELB、 EC2、 S3、 オンプレのサーバーを指定できます。
  • URLのパスに応じて、異なるオリジンサーバーを指定することも可能となります。
  • これにより、1つのドメインで複数のサービスを提供することも可能となります。
2. エッジサーバー
  • CloudFront のことを言います。
3. キャッシュ
  • ユーザーからリクエストを受けたエッジサーバーは、要求されたファイルが自分の中にキャッシュとしてあるかを確認します。
  • キャッシュとしてない場合、オリジンサーバからファイルを取得し、それをキャッシュとして保持します。
4. キャッシュルール
  • 拡張子やURLパス毎に、キャッシュ期間を指定するとこが可能となります。
  • デフォルトでは24時間キャッシュが保持されます。

具合的に何ができるのか?

CloudFront を利用すると、オリジンサーバーの代わりに、ユーザーに対してレスポンスを返すことができます。これにより、以下のメリットがあります。

ユーザーへのコンテンツ配信
  • 静的ファイルや動的ファイルを、ユーザーに最も近いサーバーから配信できる。
ストリーミングの配信
  • 動画や音声といったストリーミングデータの配信を、ユーザーから最も近いサーバーから行える。
  • Adobe MEdia Serverなど複数の製品に対応している。
CDNデータキャッシュ
  • 初回のアクセスの際に、オリジンサーバから取得したコンテンツをキャッシュする。
  • 次回以降は、キャッシュの期限が切れるまで、キャッシュしたコンテンツを配信する。
エッジセキュリティー
  • AWSのさまざまな組み込み保護機能を利用可能となり、ネットワークレベル、アプリケーションレベルの両方でのセキュリティーが提供される。
  • オリジンサーバーを、DDOS攻撃から守ることができる。
レポーティング
  • キャッシュが使われた割合やエラー率といった統計情報を、レポートとして参照できる。

CloudFront を利用することにより、以下の4つの課題を解決できます。

・サーバーの負荷

画像や動画など、ファイルサイズが大きいコンテンツへのアクセスの度にオリジンサーバーへアクセスさせると、サーバーの負荷が高くなりますが、CloudFront を使うことで、その負荷を減らすこともできます。

・ネットワーク遅延の低減

サーバーを日本国内に設置してサービスを提供したとして、海外からのアクセスが多い場合、距離遅延の値が大きくなります。CloudFront を使ってユーザーに近いところから配信すれば、その遅延を低減できます。

・コストの削減

初期費用は無料で始められ、「リクエスト数+送信量」での従量課金となります。新規ユーザーは12ヶ月間、500GB のデータ送信と2,000,000回のHTTP/HTTPS リクエストが無料になります。

・可用性の向上

予想外のアクセスがあっても、オリジンサーバーの高負荷やサーバーダウンによるサービスの影響を避けられます。

ディストリビューション

ディストリビューションは、CloudFront による配信の方式です。方式としては2つあります。

1. ダウンロードディストリビューション
  • 静的なコンテンツ向け
  • HTTP/HTTPSを利用して、HTML、CSS、画像などのデータを配信
2. ストリーミングディストリビューション
  • 動的なコンテンツ向け
  • HLS(Apple HTTP Live Streaming)や RTMP(Real Time Messaging Protocol)を利用して、動画のストリーミングを配信

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AWSを学ぶ(7)Route 53 について

Amazon Route 53 とは

Amazon Route 53 (以下 Route 53) は、AWS が提供する DNS サービスのことです。Web コンソールや API から簡単にドメイン情報やゾーン情報を設定したり管理したり可能となります。

Route 53 は、以下の機能を持つ DNS です。

  • ドメイン管理機能
  • 権威 DNS 機能

権威 DNS なので、自分が保持しているドメイン名以外の名前解決は行いません。また、こういった情報を保持していない DNS を区別して、キャッシュ DNS と呼びます。

また、Route 53 は単にドメイン情報や DNS 情報を管理するだけでなく、ネットワークトラフィックのルーティングや接続先のシステムの状況に応じた接続先の変更も行えます。

Route 53 では、こういったオプションを使って、可用性やレスポンスを高めることができます。

Route 53 の特徴

信頼性

  • 高い SLA(100%と言われている)

この高い信頼性の部分ですが、4つのネームサーバーで構成されているため、4台のサーバが同時に障害になることはないということから、100% としているようです。

コスト

  • 使った分のみのコストで非常に安価

柔軟性

  • 7つのトラフィックルーティングポリシー

ドメインの管理

Route 53 を使って、新規のドメインを取得したり、更新したりの手続きができるため、ドメインの取得からゾーン情報の設定まで、一貫した管理が可能になります。

ドメインの年間利用料は、通常の AWS 利用料の請求に含めることができるため、自動更新機能を使って更新漏れも避けられます。

ホストゾーン

レコード情報の管理単位です。通常はドメイン名となります。

DNS では IP アドレスとドメイン名やホスト名を変換する「アドレス帳」を持っていますが、AWS ではこれをホストゾーンと呼んでいます。

例えば「kkinternal.com」のレコード情報を DNS で管理する場合、「kkinternal.com」がホストゾーンということになる。

レコード情報

「www.kkinternal.com」は「192.168.1.100」という IP アドレスを持つといったような、ドメイン名又はサブドメイン名と IP アドレスを変換するための情報のことです。

一般的な DNS のレコード:

DNS の基本レコードについては、以下のようなものがあります。

  • A レコード:ホスト名に対する IPv4 アドレスを定義(Address)
  • AAAA レコード:ホスト名に対する IPv6 アドレスを定義
  • CAA レコード:ドメインまたはサブドメインの証明書の発行を許可する認証機関 (CA) を定義(Certification Authority Authorization)
  • CNAME レコード:ホスト名やドメイン名の別名を定義(Canonical Name)
  • MX レコード:ドメイン宛てのメールサーバーのホスト名を定義(Mail Exchange)
  • NAPTR レコード: 動的委任発見システム (DDDS: Dynamic Delegation Discovery System) アプリケーションで、1つの値を別の値に変換または置き換えるために使用(The Naming Authority Pointer)
  • NS レコード:ゾーンを管理するネームサーバー名を定義(Name Server) 
  • PTR レコード:アドレスに対するホスト名(逆引き)を定義(Pointer Resource)
  • SOA レコード:DNS サーバの動作を決める基本情報を定義(Start Of Authority)
  • SPF レコード:送信ドメイン認証を定義(Sender Policy Framework)
  • SRV レコード:負荷分散サービスの提供や冗長性の確保、サービスポート番号(Service Location)
  • TXT レコード:ホスト名に関連づけるテキスト情報(文字列)を定義 (Text)

Route 53 が使える DNS レコード:

Route 53 で使用できるレコードは、上記の一般的なレコードの他に、Aliasレコードというものがあります。

  • Alias レコード:CloudFront(AWS が提供する CDN サービス)や ELB,、S3(AWS が提供するオブジェクトストレージの1つ)などといった AWS のリソースを FQDN 指定できる。
CNAME レコードでも同じようなことが可能であるが、Zone Apex にも登録できるという点が CNAME と異なる。

これ、正直なところ、私にはあまりピンときません。DNS に関する深い知識がありませんので。とりあえず、「CNAME レコードでは制限(Zone Apex には登録ができない)があるが、Alias レコードの方にを使うとその制限がない」くらいで理解しておきます(何事も学ぶことを進めていけば、後から分かるようになります!)。

DNS を深く理解している方は、こちらのサイトに違いについていろいろと記述がありますので、読んでみると理解が深まるかもしれません。

Zone Apex とは

ドメインそのものを指します。つまり、「kkinternational.com」が Zone Apex になります(「www.kkinternal.com」などがサブドメイン)。

「kkinternal.com」を S3 のウェブホスティングサービスにアクセスする独自ドメインとして利用したい場合、Route 53 以外の DNS では CNAME の仕様上、登録ができない。

トラフィックルーティングポリシー

DNS の名前解決の問い合わせに対して、どの様に応答するかを決めるルーティングポリシーが 7つあります。

このポリシーについては、トラフィックルーティングポリシーのAWS のサイトをしっかり読むことをお勧めします。

1. シンプルルーティング

  • 標準 DNS のレコードを使用
  • 標準的な 1対1 のルーティング(1つのリソースに対してトラフィックをルーティンング)

2. フェールオーバールーティング

  • アクティブ/スダンバイ方式
  • アクティブ側のシステムへのヘルスチェックが失敗した場合、スダンバイ側システムへルーティング
  • Sorry サーバーを登録しておけば、本番機の障害時に Sorry コンテンツを表示させることができる

3. 位置情報ルーティング

  • ユーザーの位置情報(DNS リクエストの位置情報)に基づき、トラフィックをルーティング
  • 日本からのアクセスは日本語のコンテンツの Web サーバーに接続させることができる

4. 地理的近接性ルーティング

  • リソースの場所に基づき、トラフィックをルーティング
  • トラフィックの発信元の地理的リージョンのサイズをバイアスという値で定義
  • トラフィックをある場所のリソースから別の場所のリソースに移動する際に使用

5. レイテンシールーティング

  • 複数箇所にサーバーが分散されて設置されている場合、遅延が最も小さいサーバーにリクエストをルーティング
  • 特定サーバーだけ高負荷になった場合にリクエストを分散

6. 複数値回答ルーティング

  • 1つのレコードに異なる IP アドレスを複数登録し、ランダムに接続させる
  • 複数のリソースへルーティングするため、ヘルスチェックで NGとなったサーバーにはアクセスをさせない
  • 正常に稼働しているサーバーに対してのみの負荷分散が可能

7. 加重ルーティング

  • 指定した比率で複数のリソースにトラフィックをルーティング(重みを使ってトラフィック負荷を分散)
  • 拠点をまたがってリソースの異なるサーバーが設置されている場合、リクエスト比率を調整することが可能
  • テストのために新しいサービスをリリースしたサーバーに、一定割合のユーザーを誘導するといった使い方もできる

その他の機能

トラフィックフロー

トラフィックルーティングポリシーを組み合わせると、どうしても複雑になってしまいます。

  • ルーティングポリシーを組み合わせることで、さまざまなルーティング環境を構築できる。
  • しかし、各レコード間の設定が複雑になる。

これを管理しやすくするためのツールがトラフィックフローになります。ビジュアル的に分かりやすく組み合わせるためのツールで、複雑なルーティングをビジュアルエディターで構成することが可能になります。

  • 複雑なルーティングをビジュアルエディターで構成することが可能
  • ルールのバージョン管理やロールバックも可能
  • 少々価格が高い(ポリシーあたり 50 USD/月)

DNS フェールオーバー

Route 53 が持つフォールトトレランスアーキテクチャーになります。システムに異常が発生した場合でも、被害を最小限に抑える仕組みを提供します。

稼働中のシステムに障害が発生しウェブサイトの閲覧ができなくなった場合、一時的に接続先を Sorry サーバーに切り替えるといった感じで動作させられます。

この教材を使って勉強してます。

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AWSを学ぶ(6)EC2 を使ってみよう

EC2 にインスタンスを起動

私は AWS を英語表示で使用していますので、日本語表示の時と表示が異なるかもしれませんが読み替えてください。

AWS のマネジメントコンソールにログインします。

検索のテキストボックスに、EC2 と入力します。EC2 の名前が表示されるので、それをクリックします。

EC2 の管理コンソールが表示れます。(画面が新しくなりましたね)

画面上部にあるリージョンの名前をクリックすると、使用できるリージョンの一覧が表示されます。

今回は東京リージョンを使用します。

EC2 の東京リージョンの管理コンソールが表示されます。

左側にあるメニューの中の「Instances」の中の「Instances」をクリックします。

インスタンスの管理コンソールが表示されます。

「Launch Instance」をクリックします。

利用可能なインスタンスの一覧が表示されます。

今回は、Windows サーバーを起動させてみましょう。上部の検索テキストボックスに「Windows」と入力して、エンターキーを押します。

利用可能な WIndows サーバーの一覧が表示されます。

今回は、一番上の Microsoft Windows Server 2019 Base を使います。

その名前の右側にある「Select」ボタンを押します。

インスタンスタイプです。今回は起動確認のテストですので、無償で使える小さいタイプを選択します。

画面右下の「Next」ボタンを押して進みます。

よく使う項目は、以下の3つでしょう。入力したり、プルダウンメニューから選択します。

  • インスタンスの数
  • ネットワーク
  • サブネット

今回は、以下のように設定します。

  • インスタンスの数 = 1
  • ネットワーク = VPC-TKY(私が東京リージョンに作成したVPC)
  • サブネット = ap-northeast-1a

上記以外にも、ドメインに参加させるかとか、ストップボタンを押した時にどうさせるかとかなど、いろいろ設定ができます。今回は起動確認テストですので、全てそのままにします。

画面右下の「Next」を押して進みます。

ストレージの設定画面が表示されます。

これから起動させる Windows サーバー 2019 が使用するストレージの設定です。Windows だとCドライブになります。

Cドライブ以外にもドライブが欲しい場合は、「Add New Volume」を押して追加が可能です。

今回は起動確認テストですので、30GB のまま進めます。

画面右下の「Next」ボタンを押して進みます。

ちなみに、「Volume Type」のところで、SSD なのか、HDD なのかといったストレージのタイプも選択が可能です。

タグの画面が表示されます。

タグは付箋のようなもので、後からみた時にどのインスタンスなのか分かりやすいようにするためのものです。

タグはオプションですので、なしでも問題ありませんが、インスタンス数が増えてくると管理が困難になってきますので、何らかの値を入れておくことがお勧めです。

「Add Tag」をクリックします。

タグは以下のように入力してみました。

  • Key = Win2K19-20200811
  • Value=test

「Next」を押して進みます。

セキュリティーグループの設定です。

Windows インスタンスの場合、初期状態で RDP を許可するルールが入っています。

「Add Rule」ボタンを押して、ルールを追加できます。

ルールには、以下の項目があります。

  • タイプ: TCP、UDP、ICMP、HTTP、HTTPS、SSH など、何を対象にするのかをいろいろと選べます。
  • プロトコル:TCP、UDP、ICMP で、タイプを選択すると、ここも選択されます。
  • ポートの範囲:CUstom TCP や Custom UDP などをタイプで選んだ場合、ポート番号を指定できます。
  • 送信元:通信の送信元を指定できます。どこからアクセスでもOKやこのIPアドレスのみなどです。
  • ディスクリプション:後から見て分かるように、このルールの説明を記述します。

以下は、カスタムTCPを選択して、ポート番号として 8088 から 9099 を許可した例です。

送信元は「全て」「特定の IP アドレスや範囲」が指定できますが、セキュリティーグループも指定できるところが特徴です。

今回は起動確認テストなので、RDP のみを許可して起動させます。

画面右下の「Review and Launch」ボタンを押して進みます。

さあ、最終ステップです。今まで自分が設定した内容を確認しましょう。

起動させるインスタンスのサイズは正しいですか?起動させるリージョン、VPC、サブネットは正しいですか?

インスタンスの詳細も確認してください。

インスタンスにアタッチするストレージの内容やタグの内容も確認します。

全ての内容が自分の設計通りであることが確認できたあ、画面右下の「Launch」ボタンを押して進みます。

最後にキーペアを設定します。

これは、インスタンスにログインする際に使用します。既存でキーペアがある場合は、それを使用することもできますが、今回は新規で作成します。

「Create a new key pair」を選択し、「Key pair name」にキーペアの名前を入力します。

「Download Key Pair」ボタンを押して、キーペアのファイルをダウンロードします。

キーペアのファイルのダウンロードが完了したら、「Launch Instances」ボタンを押して、インスタンを起動させます。

インスタンスの起動が始まります。

画面上部に見えるインスタンス ID をクリックします。

EC2 の管理画面に自動的に移動し、起動中のインスタンスが見えます。

ステータスが「Initializing」になっているのが見えると思います。「起動中」の意味です。インスタンスの起動までには、少し時間がかかります。このステータスの部分を見ておいてください。

ステータスが「2/2 Checks Passed」になれば、起動完了です。

起動させたインスタンスのグローバル IP アドレスも確認できますね。

インスタンスのログインパスワードの入手

画面上部のメニューの「Action」から、「Get Windows Password」を選択します。

以下のようなパスワード取り出し画面が表示されますので、Key Pair Path のところで「Choose File」ボタンを押し、先ほどダンロードしたパスワードファイルを指定します。

パスワードファイルを正常に読み込むと、以下のように証明書の内容が表示されます。

画面右下の「Decrypt Password」ボタンを押して、パスワードを表示させます。

パスワードが表示されました。パスワードをメモしたら「Close」ボタンを押して、画面を閉じてください。

インスタンスへのログイン

パスワードが入手できたので、今度はインスタンスにログインしましょう。

画面上部メニューの中の「Connect」ボタンを押します。

Windowsの場合、RDP のファイルをダウンロードすると簡単です。「Download Remote Desktop File」をクリックして、デスクトップに保存します。

RDP ファイルをダブルクリックして、RDP 接続を開始します。

私は Macbook を使用していますので、Windows とは画面が異なりますが、以下のようなパスワードを求める画面が表示されます。先ほどメモしたパスワードを入力してください。

AWS 東京リージョンの自分のVPC 内に起動させた Windows のデスクトップが表示されます。

インスタンスの削除

EC2 の管理コンソールに戻ります。

画面上部のメニューの中から、「Action」→「Instance State」→「Terminate」を選択します。

インスタンスを削除して良いかの確認画面が表示されます。

画面右下の「Yes, Terminate」ボタンを押して削除します。

インスタンスのシャットダウンが開始されます。

シャットダウンが完了するまで、しばらく時間がかかります。「Instance State」の部分を見ておいてください。

Terminated の表示になったら、インスタンスの削除は完了です。

インスタンスが完了したら、必ず EBS のストレージも削除されているかも確認することをお勧めします。

残っていたら、削除しておきましょう。インスタンスを削除しても EBS が残っているとお金がかかります。

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AWSを学ぶ(5)EC2の性能とコストの考え方

EC2の性能をどう考えるか

EC2ではインスタンスタイプというものがあり、インスタンスのスペックを選択することができます。

オンデマンドタイプですと、例えば、m5.largeとかp2.8xlargeなどがあります。AWSのサイトに、スペックと価格の記載があります。

この「m」とか「p」は、インスタンスファミリーと呼ばれ、「何に対して最適化しているのか」を示しています。

インスタンスファミリー何に対して最適化なのか
 t, m汎用
 cコンピューティング
 p, gGPU
 x, r, zメモリー
 i, dストレージ
https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand

インスタンスファミリーの後ろの数字は世代を表します。つまり、数字の大きいものがより最新ということになります。

一般的には、世代の新しいもののほうがスペックが良く、価格も安いです。

「xlarge」や「4xlarge」の部分が、インスタンスサイズを表し、数字の大きいものの方がスペックが高いということになります。

以下のものが、2020年8月11日時点でのm5インスタンスファミリーの性能と価格です。性能と価格は変更されることがありますので、必ずAWSのサイトを参照してください。

汎用-現行世代

EC2のコスト

EC2では、インスタンスを使ったら使った分だけ課金される「従量課金型」です。

この「使った分だけ」ですが、以下の様な考え方になります。

  • インスタンスが「Running」状態であった時間
  • 「Running」状態であったインスタンスのインスタンスタイプやリージョン

インスタンスを稼動させるリージョンによっても価格が変わるので注意です。

インスタンスの状態は3つあります。

  1. Running: 起動中
  2. Stopped : 停止中
  3. Terminated:  削除済み

EC2では、起動しているインスタンスのみが課金対象になり、停止中や削除されたインスタンスに対しては課金されません

インスタンスの削除に関して、注意点としては以下の点があります。

  • 停止中のインスタンスでも、、EBS(EC2インスタンスにアタッチして使うブロックストレージ)の費用はかかる
  • インスタンスを削除してもEBSは残るものもあるので注意(インスタンスを削除した時は必ずEBSも確認する)

私も過去に、インスタンスを削除したにも関わらず、EBSのストレージが消えていなかったために、コストがかかってしまっていたという経験があります。

スポットインスタンスとリザーブドインスタンス

オンデマンド

  • インスタンスの利用時間によって、料金が発生するタイプです。
  • 短期間や限られたタイミングでのみ利用したいという時に合います。

スポットインスタンス

  • AWSが余らせているEC2リソースを、入札形式で安く利用できるタイプです。
  • ただし、他のユーザーから利用リクエストが増え、リソースの余がなくなると、インスタンスが自動的に中断されます。
  • 一時的にテストや開発で高いスペックのインスタンスを利用したいというケースには良いです。

リザーブドインスタンス

  • 長期利用を約束することで、割引が得られるタイプです(料金先払い)。
  • 例えば、1年間で購入すると40%程度も費用を削減できるケースもあります。
  • 最初はまずオンデマンドで利用し、これでもう大丈夫となったら、リザーブドインスタンスで本番稼動という形が良いのではと思います

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AWSを学ぶ(4)EC2を理解しよう

EC2とは

Amazon Elastic Compute Cloud の略で、AWSで提供されるコンピューティングサービスの1つです。

簡単に言えば、仮想マシンを起動させられるサービスです。

EC2では仮想サーバはインスタンスという単位で管理され、数回クリックすれば起動してくるため、サーバの調達までのリードタイムは大幅に短縮が可能となります。

EC2の便利さを考えるために、オンプレとの比較をしてみましょう。

オンプレ環境では、物理サーバを手配し、そこにOSをインストールし、ラックを増設し、ネットワークや電源の管理をするといった様々な作業が必要となり、新しいサービスをリリースするまでに、1ヶ月くらいはかかるでしょう。

そして、こんなに時間をかけて準備したにも関わらず、予想を超えるトラフィックやリクエストを処理できず、ビジネスチャンスの逃してしまったり、逆にリソースを余らせてしまい、結果として赤字になるなんてこともあり得えます。

EC2を使えばサービスの提供までのリードタイムを大幅に短縮させられます。

ビジネスにとって重要なところはどこなのでしょうか。サービスを用意するところではないですよね。サービスを如何に効率よく提供し続けビジネスを行うことです。つまり、ビジネス価値を生む行為に集中できる様になります。

AWSが提供するコンピューティングサービスには、以下のものがあります。

  • Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
  • AWS Lambda
  • Amazon Elastic Container Service (ECS)
  • Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS)
  • Amazon Fargate
  • Amazon Lightsail

EC2の仕組み

EC2では、使用したいイメージを選択しインスタンスを実行します。このイメージのことを、Amazon Machine Image(AMI)と呼びます。AMIは、 エイエムアイ、又はアミと呼ばれます。

EC2で使えるAMIには2種類あります。

  1. Amazon Linux、 Red Hat Enterprise Linux、Microsoft WindowsといったAWS が標準で提供しているのも
  2. 各ベンダーがサービスをプリインストールしたもの

ユーザーはインスタンスの断面をAMIにすることもでき、それをバックアップとすることも可能となります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-35.png

EC2のメリット

EC2には以下のメリットがあります。

  • 簡単にスペック変更
  • 従量課金でのコスト
  • サービス提供までの時間短縮
  • 簡単に冗長化

EC2の最大の魅力は、仮想インスタンスのスペックを簡単に変更が可能であることにあります。つまり、サービスのキャパシティーを柔軟に拡大や縮小が可能となります。

例えば、あなたのビジネスが夏によく売れる商品だとして考えてみましょう。

夏によく売れるのですから、夏時期にリクエスト数が増えるはずです。

この傾向が分かっている場合、どこを目安にサーバーのスペックを考えるべきでしょうか。

以下の様に、最低でも緑色のラインのリスエストをさばくことができるスペックが必要です。大抵の場合、それに1.2とか1.5とか掛けて、少し大きめのスペックでサーバーを用意すると思います。

それにより、ピーク時のリスエストには対応できる様にな離ますが、夏以外がそれほどリスエスト数がありません。無駄がありますよね。以下の黄色の部分は全て無駄になります。

EC2を利用すれば、必要な時に必要となるスペックと台数のサーバーを簡単に用意することができます。クラウドなので、使用したら使用した分だけの料金しかかかりません。コストも抑えられます。

EC2での冗長化

ビジネスを止めないためには、冗長化は非常に重要なポイントとなります。

ECCでの冗長化では、Auto Scalingを使用することができます。

Auto Scalingを使用すると、リクエストやトラフィックの増加に合わせて、EC2のインスタンス数を増加させたり減少させたりすることができます。

例えば、

  • CPU負荷が80%を超えたら、インスタンスを2台追加する
  • CPU負荷が60%を下回ったら、インスタンスを2台減らす

Auto Scalingの機能ですが、ELBと呼ばれるロードバランサーと一緒に使用されます。

ELB: Elastic Load Balancerはレイヤー4(L4)やレイヤー7(L7)で動作するロードバランサーです。EC2上で動作し、EC2のインスタンスに対してトラフィックを負荷分散するだけでなく、インスタンス自体の負荷を監視し、負荷がしきい値を超えたらインスタンスう数を増やしたり、しきい値を下回ったらシンスタンス数を減らしたりする機能を持ちます。

ELBには、以下の3つの種類があります。

Classic Load Balancer (CLB)Network Load Balancer (NLB)Application Load Balancer (ALB)
HTTP, HTTPS, TCP TCPHTTP, HTTPS
古いタイプのLB
リクエストレベル(L7)と接続レベル(L4)の両方に対応
接続レベル(L4)で動作
TCPトラフィックのロードバランシング
リクエストレベル(L7)で動作
HTTPとHTTPSトラフィックの高度なロードバランシング

EC2が分かってきたのではないでしょうか。EC2では、仮想インスタンスというサーバーを起動させられるのですね。これでプライベートサブネットとパブリックサブネットの2つの役割が分かったと思います。

アプリケーションは一般的に3ティアー構成を取っています。

フロントエンドのノードはエンドユーザーからのリクエストを受けますが、バックエンドのノードはエンドユーザーからのアクセスは不要であり、ノード間の通信のみとなります。

思い出してみてください。パブリックサブネットはIGWを経由してインターネットと通信ができましたよね。それに対して、プライベートサブネットは、IGWとは通信をさせませんので、インターネットとの通信はできません。

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