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AWS Elastic Beanstalk (以下、Elastic Beanstalk)は、アプリケーションを実行するインフラを学習することなく、AWS でアプリケーションを素早くディプロイ、管理できます。これにより、管理の複雑さを激減させることが可能となります。
つまり、PaaS(Platform as a Service) ですね。
ユーザーは、アプリケーションをアップロードするだけです。あとは、AWS 側で、Elastic Beanstalk が自動的に、容量のプロビジョニング、負荷分散、拡張、及びアプリケーションの状態のモニタリングを処理します。
つまり、ユーザーは、アプリケーション開発にのみ集中し、インフラの方はAWSに任せてしまうということです。正にクラウドですね。
Elastic Beanstalk は、複数のアプリケーションをサポートしています。
- Go
- Java
- .NET
- Node.js
- PHP
- Python
- Ruby
アプリケーションをデプロイすると、Elastic Beanstalk は選択されたサポートされるプラットフォームのバージョンをビルドし、複数の AWS リソースをプロビジョニングして、アプリケーションを実行します。
Elastic Beanstalk に関して別途料金が発生することはありません。アプリケーションが使用する基になる AWS リソースに対してのみ支払うだけとなります。
Elastic Beanstalk を使ってみる
Elastic Beanstalkは、便利そうということは分かったのですが、やはりまだピンと来ません。実際に触ってみましょう。
Elastic Beanstalk には、サンプルアプリケーションが用意されています。それを使って試してみましょう。
AWS 管理コンソールの検索メニューから、「Elastic Beanstalk」と入力し、クリックします。
Elastic Beanstalk の管理画面が表示されます。
今すぐ始めるのところの「Create Application」をクリックします。
ウェブアプリケーションの作成画面が表示されます。
アプリケーション名を入力します。
キーも入力します。
プラットフォームは、Tomcat を選択します。そのオプションは、表示されたものをそのまま使います。
画面下部の「アプリケーションの作成」をクリックして、次に進みます。
アプリケーションの作成が始まりました。
完了するまでに、5分くらいかかります。
ログを見ていると、EC2 にインスタンスを作ったり、ELB を作成したり、いろいろしていますね。
アプリケーションの作成が完了しました。
環境名のところに、アプリケーションのアクセス先になるURL が表示されています。それをクリックしてアクセスします。
ブラウザーが開き、サンプルアプリケーションが表示されました。
動作確認成功です。
アプリケーションの作成時に、いろいろとリソースを作成するログが見えましたので、実際に見て見ましょう。
EC2 の画面を見て見ます。インスタンスが新規に作成されてますね。
次に、ELB も見て見ます。ELB が新規で作成されています。
ELB のDNS 名にもアクセスして見ましょう。サンプルアプリケーションの画面が表示されますね。
ELB のターゲットグループも、ちゃんと作成されています。
次に、CLoudFormation を見て見ます。こちらにもスタックが作成されています。
最後に、S3 です。ここにも新規でバケットができています。
必要となるリソースを自動で作成して、アプリケーションを展開するというのは本当ですね。これは素晴らしいです。
先ほどは、サンプルアプリケーションでしたので、今度はサンプルじゃないアプリケーションを動かしてみたくなりました。
しかし、私はコードが書けません。そこで、インターネット上に何かアプリケーションが公開されていないかと探してみたら、ありました!私と同じ様に、Elastic Beanstalk を試してました。それを動かしてみようと思います。
新規でアプリケーションを作成します。
アプリケーション名を入力します。
キーも入力します。
プラットフォームは、先ほどと同じでTomcat です。
そのオプションは、表示されたものをそのまま使ってみましょう。
今回は、アプリケーションを持ち込みますので、「アプリケーションコード」のところは、「コードのアップロード」を選択します。
「ファイルを選択」をクリックして、アプリケーションをアップロードします。
注意点は、アップロードするアプリケーションを圧縮しておく必要があるみたいです。
画面下部の「アプリケーションの作成」をクリックします。
アプリケーションの作成が始まりました。
5分くらいで、アプリケーションの作成が完了しました。
ブラウザーでアクセスしてみましょう。
表示されました。持ち込みアプリケーションでも、動作確認成功です。
Elastic Beanstalk は、アプリケーションのバージョン管理もできるみたいです。
Elastic Beanstalk は、アプリケーション開発者にとって、素晴らしい環境だと思います。自分のアプリケーションを動かすインフラ側の環境は、一切気にすることなく、AWS が自動で作成してくれます。コードを書くことだけに集中できますね。
この教材を使って勉強してます。
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