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戦闘外国語会話集 ~友好至上主義にモノ申す!~

言われたら言い返せ、怒鳴られたら怒鳴り返せ。これが国際常識だ。
真の国際人は仲良くもできるがケンカも辞さない者だ。よって、ケンカ用外国語会話集の発行を提言したい。

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書店には語学の本があふれている。

文法から受験や資格取得用の参考書はさておき、

英語の会話集は安定した充実ぶりだし、最近では中国語会話のものも増えてきた。

その中には様々な場面を想定した日常会話集以外にも、旅行用会話集からビジネス会話集、はたまた恋愛用のものまである。

これらはその言語を話す人々と十分にコミュニケーションを図ったり、さらには一時的又は将来的により良好な関係を構築するための一助となることを主眼としている。

つまりは仲良くなることを目的としていることが多い。

仲良くすることは大いに結構。

だが、本当にそれだけでいいのだろうか?

人類皆他人なり~ケンカできる者は仲良くもなれる~

どの国だっていい人ばかりではない。

ある程度悪い奴はいるし、

いい人もいつまでもいい人であるとは限らない。

言いがかりをつけてきたり、ムカつくことを言ってきたりする奴もきっと多いはずだ。

そんな時、相手がどんなムカつくことを言っているか、またはどう言い返せばいいかを知っておくことも必要ではないかと思う。

ムカつくことを言われていることに気づかないのはマヌケだし、何より言われっぱなしは断固いけない。

言われたら言い返す、怒鳴られたら怒鳴り返す。

相手の言葉で相手にわかるように。

仲良くできることも必要だが、いざとなったらケンカできることも必要だ。

ケンカできる者は仲良くすることもできる。

ケンカ上等の者とは仲良くしといた方が良いと考えるのが、万国共通の人情なはずと信じるからだ。

友好至上主義者への啓蒙書

私はかようにある程度戦闘的であることの重要性を感じており、かねてより口ゲンカ、口論対策に特化した外国語会話集の発行を提言したいと考えている。

定番の英語や中国語はもちろん、日本人がよく行きそうな国々の言語のものをだ。

この会話集はあくまでも口ゲンカ専門の会話集であるため、旅行会話集などでよく見かける、トラブルに見舞われた時の「助けてください」とか「やめてください」のような消極的な表現は断固排除する。

本書は現地の人間の敵対的もしくは差別的な言葉の暴力や言いがかりに対して、

「さっき言ったこともういっぺん言ってみろ」とか、
「触んじゃねえ!素チン野郎」とか、
「自分がブスだって自覚ねえのか!」
「日本人が全員礼儀正しいと思うなよ!」

のような積極的な言葉での反撃を行うためのものである。

もちろんこちらがそんなこと言ったら相手も黙っていないはずで、必ずや口論になるであろう。

それを迎撃し、堂々言葉で渡り合うための語学的スキルを教授するのだ。

本書の最終目的は専守防衛とはいえ外国語での言葉の暴力に対してそれにふさわしい応答を行い、対等に口ゲンカして引き分け以上の決着をもたらすことである。

各章は街で文句をつけられた又は差別された場合、セクハラを受けた場合、商談や交渉のもつれ、留学先の学校での諍い、居住している場合のご近所トラブルや交通トラブル、交際している現地の彼氏又は彼女との痴話ゲンカなど、実際にあった、もしくは考えられ得るあらゆる種類と強度の揉め事の実例で構成される。

そこで実際に交わされた、もしくは交わされるであろう彼我双方の舌戦をひととおり掲載。

またその対話の流れと結末としては、円満解決に持ち込む場合もあれば捨て台詞を吐いて切り上げる場合、グウの音が出ないほど相手をやり込む場合まで網羅する。

ちょっとした討論や口論、怒鳴り合いやののしり合いまでカバーするために文例はかなり豊富であり、ウィットに富んだ皮肉やブラックユーモアたっぷりのこき下ろし表現も収録。

同時に相手が使ってくるかもしれないあらゆる悪口、罵詈雑言、差別用語や脅し文句も基礎知識として欠かせない(悪質な相手ならこちらも使ってもよい)。

よって本書のページ数はかなりのもので、収録される語彙数も多いため、読者はその言語の中級者以上が対象となり、語学学習の書としても価値あるものになるだろう。

この本で真面目に勉強すれば、口論のテクニックだけでなく語学力自体もかなりのレベルまで上達するはずである。

なぜなら

その言語で口ゲンカができる者は、疑いなくその言語の上級者だからだ。

また、読み物としても興味深いものになるのではないだろうか。

争いごとはいけないだって?

悪口や汚い言葉は覚える必要がないだって?

そんなこと言うとるモンは日本から出るな、ていうか幼稚園からやり直せ!

言われっぱなしで沈黙することがどれだけ間違ったことかまだわからんのか?

貴様らみたいなのがハバ利かせとるから、日本人は海外でナメられるんだ。

黙っとれ、国賊!

以武為尊(武を以って尊しとなす)~これからの日本人へ~

日本人は世界公知の沈黙の民、はっきり自己主張しない。

自己主張とはムカつくことを言われたら、言い返すことも含むはずだ。

おかげでナメられて言われっぱなしになるわ、カモにされるわ、国際的にさまざまな不利益を被っているではないか!

なぜ自己主張しないのか?

こちらが何か言ったら、相手から何と言ってるかわからない言葉で何倍以上も返ってくることを恐れているというのがまず一因ではないだろうか。

そりゃ「協調性こそ重要」とうそぶき、他人との争いを徹底的に嫌がる国民性こそが問題なのは私も日本人だからわかる。

その克服は確かに難しいからさておき、まずは相手の言ってることを知り、こちらが言いたいことを学ぶことから始めないか?

本書で学ぶことは、気も力も弱い男が護身術を習ったり、世界屈指の殺人発生率の街にカッターナイフを持って旅するくらい頼りない気休めに過ぎないかもしれない。

しかし

何ら対抗策を知らずに、丸腰でいるよりはるかにマシなはずだ。

鎖国するわけにはいかない以上、日本人は海外の国々、外国人と付き合わざるを得ない。

文化の違いもあるし、どの国にも悪い奴はいる。

そして、お互いの意見が衝突して摩擦が起きることも当然あるが、こちらが譲るわけにはいかないことだってある。

何度も言うが、

ケンカもできない者を誰が尊重しようか?

こいつとはケンカしない方がいいと思ってこそ相手を尊重する気持ちが生まれることもあるはずなのは上述したとおりだ。

だから、

ケンカができる者は対等に仲良くもなれる。

だから自己主張できる、すなわちケンカができることも必要なのだ。

私の提唱するケンカ用外国語会話集はそれを知識の面でサポートすることをねらいとする。

もっとも、エスカレートしすぎて口ゲンカじゃ済まなくなった場合や、口より先に手、もしくは手以外の危険な物を出す奴が相手だった場合なども考慮しなければならない。

そのため、本書は目次ページの末尾に「本書の説明」と題して以下を明記する。

「本書の内容を参考にされる方は、ご自身と相手方の身体的及び環境的、又はその他の状態を考慮して行ってください。本書の内容は各自の責任と判断のもとにご利用いただき、これらの情報を利用されたことによって生じた損害や問題については、本書は一切責任を負いません」

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