カテゴリー
2021年 Linux NPM Raspberry Pi Riverbed SNMP コンピューター 可視化 技術一般

Raspberry Pi で SNMP エージェントを動かす

SNMPを使ってトポロジーマップを作成して可視化する製品を評価していて、Raspberry Pi もそのマップに追加してみたくなり、Raspberry Pi OS に SNMP エージェントの設定を入れてみました。その時の設定メモです。

PVアクセスランキング にほんブログ村 にほんブログ村 ブログブログへ
にほんブログ村

Network Performance Monitoring(NPM)製品の動作確認をしていて、SNMPポーリングから、対象機器の情報を取得してトポロジーマップを作成するという機能を知りました。

私は、家の各部屋に Cisco スィッチ、インターネットルーターも Cisco ルーターを使っているので、それぞれの機器に SNMP の設定をしたのですが、今回は、Raspberry Pi にも SNMP の設定をしてみました。

私の Raspberry Pi では、Softether VPN サーバーが動いてますので、是非ともトポロジーマップに含めて、どのように表示されるのかが見たかったためです。

今回は、Raspberry Pi で SNMP エージェントを動かす設定を試した時のメモです。

Raspberry Pi OS は、Debian という Linux なので SNMPのエージェントには、Net-SNMP が使われています。

ですが、デフォルトではインストールはされていないようです。

追加インストールします。

$ sudo apt install snmpd

これでインストールは完了です。

次に、Net-SNMP の設定を行います。

設定ファイルは、「snmpd.conf」というファイルになります。保存場所は、/etc/snmp ディレクトリー配下になります。

ファイルを編集する前に、バックアップを取っておきましょう。これは Linux の設定を変更する時の基本ですね。

snmpd.conf ファイルが保存されているディレクトリーに移動します。

cd /etc/snmp

cp (Copy) コマンドで、バックアップファイルを作成します。

sudo cp ./snmpd.conf ./snmpd.conf.bak

作成されましたね。これでいつでも戻せます。

それでは、ファイルを編集して、設定をしていきます。

個人的には、編集の際には、vim を入れておくと便利だと思います。

「AGENT BEHAVIOUR」という項目の、以下の部分のコメントアウトを削除して、有効化します。

sudo vim ./snmpd.conf

コメントアウトを外します。

次に、MIB のアクセス範囲を広げておきます。

「ACCESS CONTROL」の項目の一行目に、以下のように記入しておきます。

最後に、「SYSTEM INFORMATION」の項目で、SysLocation と SysContact を入力しておきます。

基本的にはこれで完了です。

設定を変更しましたので、反映させるために、SNMP のプロセスを再起動しておきます。

sudo service snmpd restart

自分で使っているSNMPマネージャーでアクセスしてみましょう。

私が今回使っているのは、リバーベッドテクノロジー社のSteelCentral シリーズの NetIM という製品です。こいつから、Raspberry Pi に対して、SNMP ポーリングを行います。

Raspberry Pi が表示されました。

対象機器の情報を取得するまでに時間がかかるので、情報取得後に、トポロジーマップを確認してみたいと思います。

関連する記事:

最近の記事: