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2022年 QNAP VMWare コンピューター ストレージ 技術一般

ESXi サーバーのデータストアとして QNAP を使う(NFS 編)

QNAP のストレージを購入したので、早速、家で使っている仮想基盤である ESXi サーバーのデータストアとしてマウントして連携させてみました。その時の設定内容のメモです。今回は NFS での連携方法です。

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自宅で使っている仮想基盤が VMWare ESXi なのですが、これのローカルハードディスク上のデータストア領域が少なくなってきました。

ハードディスクが1台しか搭載できない小さなサーバーですので、足すこともできず、どうしようかなと悩んでいたのですが、そういえば、ESXi って、iSCSI とか NFS での外部ストレージをサポートしていたよなと思い出し、先日購入した QNAP ストレージで試してみました。

私がやりたいのは、こんな感じです。

QNAP を先日購入したばかりで、この「NFS マウントでのデータストア」を初めて試しました。忘れないように、メモで残しておきたいと思います。

NFS サービスの有効化

QNAP のコントロールパネルから、ネットワークとファイルサービスを探します。その中に「Win/Mac/NFS/WebDAV」という項目があるので、それをクリックします。

NFS サービス」タブをクリックして、NFS の設定画面を表示させます。

NFS v2/v3 サービスを有効にする」にチェクを入れます。

「適用」をクリックして、設定を適用します。これで NFS サービスが有効になります。

共有フォルダの設定

コントロールパネルの権限設定を探します。

その中に「共有フォルダー」という項目があるので、それをクリックします。

共有フォルダーの設定画面が開きます。

作成」をクリックして、共有フォルダーを新規作成します。

共有フォルダーの作成」画面が表示されます。

フォルダー名」のところに、フォルダーの名前を入力します。この名前は、ネットワーク上から共有フォルダーとして見える名前となります。

「次」をクリックして進みます。

ユーザーのアクセス権限を設定する」画面が表示されます。ここは自分(以下の場合 User1)に RW の権限があれば良いです。

「次」をクリックして進みます。

プロパティー」画面が表示されます。

ここは特に触りません。

「完了」をクリックして、設定を完了させます。

作成した共有フォルダー名が表示されることを確認します。

そのフォルダーの「共有フォルダーの権限」をクリックします。

共有フォルダー権限の編集」画面が表示されます。

「権限タイプの選択」で「NFS ホストのアクセス」を選択します。

許可するアドレスまたはドメイン名」の中の以下の部分を設定します。

  • 左から3つ目の項目: 読み取り/書き込み
  • 左から4つ目の項目: ユーザーなしスカッシュ

「適用」をクリックして、設定を反映させます。

ESXi サーバーでのストレージ追加

ESXi サーバーにログインして、管理画面メニューから「Storage」をクリックします。

「Datastores」タブをクリックし、「New Datastore」をクリックして、新規のデータストアを作成します。

Select Creation Type」画面が表示されます。

メニューから、「Munt NFS Datastore」を選択します。

「Next」をクリックして進みます。

Provide NFS mount details」画面が表示されます。

以下の項目を設定します。

  • Name: ESXi 上でデータストアとして表示する時の名前
  • NFS Server: QNAP NAS のIPアドレス
  • NFS Share: “/share/” + QNAP のNFS 共有フォルダー名

QNAP の NFS 共有フォルダーを指定する際に、頭に”/share/” をつけるのがポイントです。

「Next」をクリックして進みます。

設定内容を確認します。

問題なければ、「Finish」をクリックして、設定を適用させます。

ESXi の管理画面のストレージの数が「2」に増え、QNAP ストレージが見えてますね。

QNAP の名前のデータストアをクリックしてみます。

QNAP のボリューム領域サイズが、データストアサイズとして見えてますね。

Datastore Browser」をクリックします。

QNAP のデータストアはちゃんと認識しています。

まだ作成したばかりなので、中は空っぽですけど。

新規仮想マシンの作成

早速、新規の仮想マシンを作成して、QNAP のデータストアを使ってみましょう。

Create a new virtual machine」を選択します。

「Next」をクリックして進みます。

Name」に仮想マシンの名前を入力します。今回はテストなので、「test-vm」としています。

Linux で CentOS5 64bit にしてみます。これは、実際に動かしたい OS とプラットフォームに合わせます

「Next」をクリックして進みます。

仮想マシンの作成先のデータストアで、QNAP を選択します。

「Next」をクリックして進みます。

テストなので、リソースはデフォルトのままで良いでしょう。これも、実際に動かしたい OS とプラットフォームに合わせます

「Next」をクリックして進みます。

「Finish」をクリックして、仮想マシンの作成を完了させます。

QNAP の FileStation から見てみると、NFS 共有フォルダーの中に、先ほど作成した仮想マシン名のフォルダーが見えますね。私の例ですと「test-vm」です。

そのフォルダーを開くと、中に仮想マシンが作成されているのが分かります。

これで、ESXi サーバーのデータストアとして QNAP を使うことに成功しました。

今回は NFS 方式を使ったのですが、次回は iSCSI 方式を試してみたいと思います。

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