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2022年 Windows ガジェット コンピューター バックアップ 自動化

BanBackup でバックアップの自動化


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今回やりたいのは、こんな感じです。

パソコンのデスクトップに保存されているデータ全てを、NAS にバックアップでコピーします。

今回は、バックアップソフトとして、BunBackup を使用しています。

バックアップ元のフォルダとして、デスクトップを指定していますが、マイドキュメントでもなんでも指定できます。

バックアップ先のフォルダーとして NAS を指定していますが、外付けハードディスクでも USB メモリーでも指定可能です。

手動バックアップの設定

BanBackup を起動します。

「+」ボタンをクリックして、新規ジョブを追加します。

「バックアップ設定」のウィンドウが表示されるので、以下のように設定します。

  • タイトル:バックアップジョブの名前
  • バックアップ元フォルダ:バックアップしたい対象のフォルダを指定
  • バックアップ先フォルダ:バックアップ先のフォルダを指定

「OK」をクリックして次に進みます。

先ほど作成したバックアップジョブの名前と内容が表示されます。

この内容を保存しておきます。

上部メニューの「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択します。

バクアップ定義ファイル(「.lbk」の拡張子のファイル)を任意の場所に保存しておきます。これがあれば、次からその内容でバックアップを行えます。

手動バックアップをやってみましょう。

上部メニューの「バックアップ」から「バックアップ開始」を選択します。

先ほど設定した内容で、バックアップジョブが実行されます。

バックアップの自動化

先ほどの手動バックアップを自動化させたいと思いました。

でも、BunBackup のマニュアルを見ても、いまいち内容が分かりません。以下の感じで記載があります。

AUTOって何?タスクスケジューラで具体的にどうやって設定するの?って感じです。そこで手順を調べてみました。

Windows の検索ボックスから「task」と入力して、タスクスケジューラを検索します。

タスクスケジューラをクリックして起動します。

タスクスケジューラが起動して表示されます。

左側のメニューの「タスクスケジューラーライブラリ」をクリックします。

右側の「操作」メニューに表示される「基本タスクの作成」をクリックします。

基本タスクの作成ウィザードが表示されます。

以下の内容で入力します。

  • 名前:今作成しようとしているタスクの名前
  • 説明:作成しようとしているタスクの説明(オプション)

「次へ」をクリックします。

「タスクトリガー」の設定画面が表示されます。

今回は毎日バックアップを使用と思いますので、「毎日」を選択します。

「次へ」をクリックします。

「毎日」の設定画面が表示されます。

以下のように設定します。

  • 開始:タスクを実行したい日時を指定
  • 間隔:毎日なら「1」、2日に一回なら「2」を指定

「次へ」をクリックします。

「操作」の設定画面が表示されます。

ここでは、タスクの起動時に実行したいプログラムを指定します。

今回実行したいのは BunBackup のプログラムですので、「プログラムの開始」を選択します。

「次へ」をクリックします。

「プログラムの開始」の設定画面が表示されます。

以下のように設定します。

  • プログラム/スクリプト:BunBackup の実行ファイルをフルパスで指定します。

例えば、「/BACKUP:”C:\My Documents\BunBackup\Test.lbk”」という感じです。

ポイントは、バックアップ定義ファイルのフルパスを「”」で囲うことです。これをしないとエラーになって BunBackup が起動してくれません。

次のポイントが「引数」です。

BunBackup のマニュアルにも記載があるように、引数では、いろんなアクションを指定できるみたいですが、以下の二つがよく使用するものになるでしょう。

  • BACKUP
  • AUTO

BACKUP の方が、手動でバックアップしている内容をそのまま自動で実行するタイプです。バックアップの状況や結果を画面に表示します。

AUTO の方が、バックアップの状況や結果を画面には表示させないでバックアップを実行するタイプです。

今回は画面に見える形で実行させたいので、BACKUP を使ってみます。

引数に、以下のように指定します。手動バックアップの際にバックアップ定義ファイル(「.lbk」ファイル)を保存しました。そのファイルのフルパスを指定します。

例えば「/BACKUP:”C:\My Documents\BunBackup\Test.lbk”」という感じです。

「完了」をクリックして、タスクを作成します。

タスクスケジューラのタスク一覧に、作成したタスクの名前が表示されます。

タスクスケジューラからの実行確認

タスクを作成したのは良いけど、ちゃんと動くのかを見ておきたいです。そんな時は、実行したいタスクをクリックし、右側のメニューの中の「実行」をクリックします。

作成したタスクの内容を実行してくれます。

バックアップジョブが動き出しましたね。

右側のメニューの「実行中のすべてのタスクの表示」をクリックしてみます。

「実行中のすべてのタスク」のウィンドウが表示されます。

ここに作成したタスクが表示されていれば、タスクが実行されていることが確認できます。

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MacOS を使っているなら、DD がおすすめです。ターミナルでの操作になりますが、バックアップイメージの書き出しが非常に速いです。

Windows でも、これを入れれば、DD が使えるようになるみたいです。私は使ったことがないのですが。

MacOS

ターミナルを起動し、df コマンドを実行します。

kma@C02CL3FJMD6R-MAC ~ % df -h
Filesystem                  Size   Used  Avail Capacity    iused       ifree %iused  Mounted on
/dev/disk1s1               1.8Ti   10Gi  1.2Ti     1%     488398 19538540362    0%   /
devfs                      193Ki  193Ki    0Bi   100%        667           0  100%   /dev
/dev/disk1s2               1.8Ti  578Gi  1.2Ti    32%    2598232 19536430528    0%   /System/Volumes/Data
/dev/disk1s5               1.8Ti  4.4Gi  1.2Ti     1%          4 19539028756    0%   /private/var/vm
map auto_home                0Bi    0Bi    0Bi   100%          0           0  100%   /System/Volumes/Data/home
/dev/disk1s4               1.8Ti  505Mi  1.2Ti     1%         57 19539028703    0%   /Volumes/Recovery
//admin@172.16.16.4/share  2.7Ti  1.2Ti  1.5Ti    45% 1284655110  1628797004   44%   /Volumes/share

MicroSD を認識させた後に、もう一度 DF コマンドを実行します。増えているものが、MicroSD のディスク番号です。

私の例ですと、/dev/disk2s1 になってます。これを、メモしておきます。

kma@C02CL3FJMD6R-MAC ~ % df -h
Filesystem                  Size   Used  Avail Capacity    iused       ifree %iused  Mounted on
/dev/disk1s1               1.8Ti   10Gi  1.2Ti     1%     488398 19538540362    0%   /
devfs                      193Ki  193Ki    0Bi   100%        667           0  100%   /dev
/dev/disk1s2               1.8Ti  578Gi  1.2Ti    32%    2598246 19536430514    0%   /System/Volumes/Data
/dev/disk1s5               1.8Ti  4.4Gi  1.2Ti     1%          4 19539028756    0%   /private/var/vm
map auto_home                0Bi    0Bi    0Bi   100%          0           0  100%   /System/Volumes/Data/home
/dev/disk1s4               1.8Ti  505Mi  1.2Ti     1%         57 19539028703    0%   /Volumes/Recovery
//admin@172.16.16.4/share  2.7Ti  1.2Ti  1.5Ti    45% 1284655110  1628797004   44%   /Volumes/share
/dev/disk2s1               252Mi   49Mi  204Mi    20%          0           0  100%   /Volumes/boot

MicroSD をアンマウントします。

kma@C02CL3FJMD6R-MAC ~ % diskutil umountDisk /dev/disk2s1 
Unmount of all volumes on disk2 was successful

MiscoSD の中のデータをコピーします。

sudo dd if=/dev/rdiskX of=./image-name.img bs=1m

「if=」の後に、先ほどのディスク番号を指定します。私の場合は、「/dev/disk2s1」なので、「/dev/disk2」です。

diskの前に「r」を付けるのを忘れないようにしてください。これを忘れると、書き出しが非常に遅くなります。

「of=」の後ろには、書き出した後のイメージの名前を指定します。以下の例では、書き出し先は、カレントディレクトリーです。

最後に「bs=1m」を指定しておきます。これも忘れると、書き出しが非常に遅くなるので注意です。

kma@C02CL3FJMD6R-MAC ~ % sudo dd if=/dev/rdisk2 of=./raspberry-20210606-bak.img bs=1m
Password:

書き出しが始まりました。

別のターミナルを起動して見てみましょう。指定した名前のファイルができてますね。

kma@C02CL3FJMD6R-MAC ~ % ls -la ./*.img
-rw-r--r--  1 root  staff  5622464512 Jun  6 13:11 ./raspberry-20210606-bak.img

書き出しが完了するまで、しばらく待ちます。

32GB の MicroSD からイメージを書き出しましたが、約422秒で完了です。なかなか速いですね。

30145+0 records in
30145+0 records out
31609323520 bytes transferred in 421.862104 secs (74928094 bytes/sec)

これでバックアップは完了です。

ちなみに、このイメージファイルですが、圧縮するとかなりサイズが小さくできるみたいです。32GBのバックアップイメージを圧縮すると、1.9GBくらいまで小さくできます。

バックアップを数世代残しておきたい場合は特に、圧縮して保存しておくと良いかもしれません。

リストア

BelenaEtcher をダウンロードします。使い方も簡単で、個人的におすすめです。

バックアップの時に使用した DD コマンドでもリストアはできるのですが、こちらの方が、書き込み速度が速いです。

Windows 版、MacOS 版、Linux 版があります。

Etcher を起動します。

「Flash from file」をクリックします。

エクスプローラーから、バックアップイメージを指定します。

「Select target」をクリックします。

リストア先の MicroSD を指定し、「Select」をクリックします。

「Flash」を押せば、リストアが開始します。

MicroSD への書き込みが始まります。

使っているパソコンのスペック次第というところもありいますが、32GB のイメージの書き込みで、45分くらいという感じです。

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