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2020年 AWS AWS Solutions Architect - Associate クラウド コンピューター 認定資格

AWSを学ぶ(3)ゲートウェイとセキュリティーについて

AWSを学んでみようということで、今回は、ゲートウェイとセキュリティーについて調べてみました。

AWS上に作成される各サブネットには、それぞれ仮想ルータが用意されます。

この仮想ルータでは、ルートテーブルを管理する他に、ネットワークACLを使った通信制御も行います。

また、この仮想ルータは、サブネット内に稼働させられる仮想マシンのデフォルトゲートウェイにもなります。

AWSのルートテーブル

AWSのルートテーブルは、以下の特徴があります。

  • 個々のサブネットに1つずつ設定する
  • 1つのルートテーブルを複数のサブネットで共有はできるが、1つのサブネットに複数のルートテーブルを適用することはできない
  • VPCにはメインルートテーブルがあり、サブネット作成時に指定しない場合は、このVPCのメインルートテーブルが、デフォルトのルートテーブルになる

セキュリティーグループとネットワークACL

セキュリテーグループ

AWS上に稼働させる仮想マシン(インスタンス)自体に適用させる通信制御のルールです。

インスタンスには、必ず1つ以上のセキュリティーグループを適用する必要があります。通信の制御としては、2種類あります。

TCP/UDPなどのプロトコルやアドレス範囲、ポート番号などをルールに使えます。特徴的なのは、セキュリティーグループ自体をルールの中で指定できる(このセキュリティーグループからこのセキュリティーグループへの通信みたいな)ことです。

ステートフルであり、行きの通信を許可すれば、その通信の戻りも許可されます。

インバウンド:外部からVPC内への方向
アウトバウンド:VPN内から外部への方向

ネットワークACL(NACL)

サブネット毎の通信制御を行うルールです。

NACLでは、セキュリティーグループの様に、セキュリティーグループをルールで指定はできません。

またデフォルトでは、全ての通信を許可しています。

ステートレスであり、行きと戻りの通信を明示的に許可しなければ通信ができません。

ゲートウェイ

ゲートウェイは、VPNの内部と外部を通信させる出入り口です。

ゲートウェイは大きく3種類あります。

  1. IGW:インターネットを接続するインターネットゲートウェイ
  2. VGW:VPNやDirect Connectを使ったオンプレとの接続を行う仮想プライベートゲートウェイ
  3. NAT GW:グローバルIPアドレスを持たないインスタンスをインターネットと通信可能にさせるゲートウェイ
  4. 実はその他にもあったりする

GWは各VPCに1つだけ設定されます。

サブネットのルートテーブルで通信をIGWに向ける(一般的には0.0.0.0/0を向ける)と、その通信はインターネットと通信ができる様になります。

第2回で少し出てきたパブリックサブネットとは、これを行っているサブネットのことで、インターネットとの通信が可能となります。プライベートサブネットは、これを行いませんので、インターネットとの通信はできません。

その場合にも何らかの理由でインターネットとの通信が必要となった場合は、NAT GWを使うことになります。

VGWも各VPCに1つだけ設定できます。VPNやDirect Connectでの接続が複数あっても、1台のVGWで複数接続可能です。

さあ、これでサブネットやゲートウェイなどの仕組みが分かってきました。次はいよいよEC2を学んで行きましょう。

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