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2025年 ネイティブ英語 外国語 英語 語学学習

ネイティブの英語 7 “A cup of joe”


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意味:

「A cup of joe」で「コーヒー」の意味です。

「Cup of Joe」というフレーズは、アメリカ英語で「コーヒー」を指す俗語として知られています。この表現の起源にはいくつかの説がありますが、確かな結論はないみたいです。

こう呼ばれるようになった説は、以下の3つがあります。それらの説明がこちらに記載されていますので、もし興味があったら読んでみてください。

  • ジェセフス・ダニエルズ提督の説
  • 「ジョー(Joe )」が「一般の人」を指す説
  • 略語説(Java & Mochaの融合)

例文:

I’m feeling sleepy—time for another cup of Joe.

眠くなってきたな、もう一杯コーヒーの時間だ。

I can’t start my day without a cup of Joe.

コーヒーなしでは一日を始められないよ。

Mind if I join you for a cup of Joe?

一緒にコーヒー飲んでもいいかな?

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2024年 Azure Microsoft MS Azure Administrator MS Azure Fundamentals クラウド コンピューター 技術一般 認定資格

MS Azure を学ぶ (3) リソースグループの作成と管理 2


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合格した Azure Administrator (AZ-104)の更新日がだんだんと近づいてきましたので、復習を兼ねて少しずつアウトプットしていきたいと思います。

私が勉強に使った教材は、こちらでブログで紹介しています。

リソースグループのメリット

リソースグループにリソースをまとめておくことで、次のようなメリットがあります。

  • リソースの閲覧がしやすくなる
  • リソースグループごとに課金情報を整理することで、各グループの費用を明確把握できる
  • 不要になったリソースを複数まとめて削除できる
  • リソースグループを対象としたテンプレートを活用することで、複数のリソースを一括してデプロイできる
  • 権限やポリシーを複数のリソースに対してまとめて付与できる
  • リソースへのアクセス権限を集中管理し、セキュリティーを強化できる

パソコンに例えると、テキストや Excel、Word などのファイルを「フォルダに格納して整理」することに似ています。

パソコンで、フォルダごと削除、フォルダに権限を付与するといったことが可能なように、Azure ではリソースグループを使って、まとめて管理が可能となります。

リソースグループの一般的な使われ方

ライフサイクルの異なるリソースごとで分類するのが一般的な使い方となります。

  • 開発環境
  • 検証環境
  • 本番環境 など

特に、一時的にテストや検証で利用したい環境などを作成し、後からまとめて削除する場合は、一つのリソースグループにまとめておくと便利です。

リソースグループの注意点

リソースグループを使う上で、いろいろと注意点があります。

  • リソースグループは入れ子にできない
  • リソースグループに所属するリソースのリージョンは別々でもOK(別リージョンにある各リソースを、同じリソースグループに入れることが可能)
  • リソースは、複数のリソースグループに所属できない(どれか一つのリソースグループにのみ所属)
  • 後から別のリソースグループに移動させることもできる

リソースグループの移動

移動操作の間は、ソース グループとターゲット グループの両方がロックされます。

つまり、これらのリソース グループに対する書き込み操作および削除操作は、移動が完了するまでブロックされます。 このロックはリソース グループでリソースを追加、更新、削除できなくなることを意味します。 リソースは停止されません。

たとえば、Azure SQL 論理サーバー、そのサーバーのデータベース、そのサーバーに依存している他のリソースを新しいリソースグループやサブスクリプションに移動しても、そのデータベースを使用するアプリケーションにダウンタイムは発生しません。 引き続きデータベースの読み取りと書き込みを行うことができます。

ロックは最大 4 時間継続できますが、ほとんどの移動は短い時間で完了します。

リソースを移動しても、新しいリソース グループまたはサブスクリプションに移動されるだけです。 リソースの場所は変わりません

仮想マシンの作成

それでは、今後は移動対象となるリソースを作成したいと思います。

「作成」ボタンを押します。

リソースの作成

マーケットプレースの画面が表示されます。

Fedora Linux を起動させてみましょう。

インスタンスの起動

「作成」ボタンを押します。

インスタンスの作成

Fedora 向けに、以下の項目を指定してきます。

  • サブスクリプション
  • リソースグループ
  • 仮想マシン名(Fedora Linux の名前)

ここで指定するリソースグループは、デフォルトの名前を使用します。これにより、その名前のリソースグループが新規で作成され、リソースがそこに作成されます。

管理アカウントの認証の種類では、今回はパスワードを指定します。

ログインの際に使用するユーザー名とそのパスワードを指定します。

「次:ディスク」を押して次に進みます。

インスタンスの作成

テストで動かすだけの仮想マシンなので、最小の構成にしておきます。

「次:ネットワーク」を押して、次に進みます。

インスタンスの作成

テストなので、ここも基本的にはそのままで良いでしょう。

「確認および作成」をクリックして、次に進みます。

ネットワークの作成

最終確認をして「作成」ボタンを押します。

インスタンスの作成

仮想マシンの作成が始まりました。これには少し時間がかかります。

インスタンスのディプロイ

作成が完了しました。

ディプロイ完了

リソースグループの作成

Azure ポータルにログインして、サービス一覧を表示しますと、「リソースグループ」が見えます。それをクリックします。

リソースグループの表示

上部メニューから「作成」をクリックして、新規でリソースグループを作成します。

リソースグループの作成開始

以下の項目を指定していきます。

  • サブスクリプション
  • リソースグループ(新規リソースグループの名前)
  • リージョン

移動先のリソースグループとして、「KKInternational-test」という名のリソースグループを新規作成します。

リソースグループの名前とリージョンを指定

「作成」ボタンを押します。

リソースグループの作成

リソースグループが新規作成されました。

リソースグループ作成完了

リソースグループの移動

それでは、作成した仮想マシン(Fedora)を、別のリソースグループに移動させてみたいと思います。

ただいま、この仮想マシンのリソースは、KKInternationa-Linux-test_group という名前のリソースグループ内にあります。

移動元になるリソースグループ名をクリックして、リソース一覧を表示させます。

移動させる対象となるリソースをクリックします。今回は全てのリソースを移動させます。

上部メニューにある「移動」ボタンを押します。

プルダウンメニューが表示されるので、「別のリソースグループに移動する」を選択します。

インスタンスを別のリソースグループへ移動

リソースの移動画面が表示されます。

「リソース」のところで、移動先になるリソース名(先ほど作成したもの)をプルダウンメニューから選択します。

「次へ」を押して進みます。

移動先のリソースグループを指定

検証保留中となり、対象のリソースが移動できるかのチェックが開始されます。

移動の確認中

検証が終わり、全てのリソースが「成功」と表示されました。全てのリソースの移動ができるみたいですね。

「次へ」を押して進みます。

確認完了

「リソースの移動」画面が表示されます。

チェックボックスにチェックを入れ、「移動」ボタンを押します。

さあ、リソースの移動が始まります。

リソース移動の開始

リソースの移動が始まりました。

この移動には、結構時間がかかります。

リソースの移動完了

リソースの移動が完了したら、元のリソースグループ名(KKInt -Linux-test_group)をクリックして、中を見てみましょう。

仮想マシンの作成時に見えていたリソースの一覧がなくなっています。

古いリソースグループの内容(リソースが無くなっている)

今度は、移動先のリソースグループ名(KKInternational-test)をクリックしてみます。

選択した全てのリソースが見えていますね。

新しいリソースグループの内容(リソースが移動して表示されている)

リソースの移動が完了しました。

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ネイティブの英語 6 “you feel me?”


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意味:

「オレの言ってる意味分かるか?」とか「分かるよね?」の意味です。

ほぼ同じ意味の表現で、”You know what I’m saying?” と言うのもあります。かなり早口で言うので、 “ya know wum sayin?” とか、時にはほとんど “Yan wum sayin?” のように聞こえます。

もう一つの同じ意味の表現で、”See what I’m saying” と言うのもあります。これも早口で言うので、”See wum sayin?” のように聞こえます。

“You feel me?” は、アメリカ(北米)で使われるインフォーマルな表現で、正式な表現ですと、”Do you understand what I am saying?” になります。

ちなみに、これの回答としては “I feel you.”「分かるよ」です。正式な表現ですと “I understand you” ですね。

(Do) you feel me?

US informal

do you understand what I am saying?:

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/do-you-feel-me

例文:

Come on man, you feel me?

オレの言ってること分かるよな?

I’m not helping you any more, you feel me?

今後、キミのことを助けることはもうしない。分かったね?

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2023年 Linux LPIC コマンド コンピューター 技術一般

LPIC を学ぶ(1) lsof コマンドについて


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オープン中のファイルやプロセス、待ち受けポート番号などを、リストで表示するコマンドです。

lsof(エルエスオーエフ)コマンドは”list open files”の意味であり、多くのUnix系オペレーティングシステムで、オープン中のファイルやそのファイルをオープンしているプロセスのリストを出力するコマンドである。このオープンソースのユーティリティは、パデュー大学コンピューティングセンターの元アソシエートディレクター、ビクター・A・アベルによって開発・サポートされた。lsofはいくつかのUnix系OSで動作し、サポートされている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Lsof

lsofコマンドの書式

lsof [オプション]

「オプション」で、よく使うものは以下のものがあります。

 オプション 意味
-Pポート番号をサービス名に変換しない
-cプロセス名を指定する
-pプロセス ID を指定する
-n名前解決なしで IP アドレスで表示する
-uユーザー名を指定する
-iネットワークソケットを表示する
よく使うと思われるオプションのみ抜粋

lsof コマンドの出力には、以下の10個の項目があります。

 項目 意味
COMMAND表示されているコマンド
PIDプロセス ID
USER実行ユーザー名
FDファイルディスクリプター
TYPEタイプ
DEVICEデバイス
SIZE/OFFファイルサイズ
NODEプロトコル
NAMEファイル又はポート

コマンド出力例

それでは、「c」オプションの出力例を見ていきましょう。

「c」オプションでは、プロセス名を指定します。

まずは、ps コマンドでプロセス一覧を見てみましょう。

root@kelly ~]# ps aux | more
USER         PID %CPU %MEM    VSZ   RSS TTY      STAT START   TIME COMMAND
root           1  0.0  0.9 173312  7044 ?        Ss   01:42   0:02 /usr/lib/systemd/systemd rhgb --switched-root --system 
--deserialize 31
root           2  0.0  0.0      0     0 ?        S    01:42   0:00 [kthreadd]
root           3  0.0  0.0      0     0 ?        I<   01:42   0:00 [rcu_gp]
root           4  0.0  0.0      0     0 ?        I<   01:42   0:00 [rcu_par_gp]
root           5  0.0  0.0      0     0 ?        I<   01:42   0:00 [netns]
root           7  0.0  0.0      0     0 ?        I<   01:42   0:00 [kworker/0:0H-events_highpri]
root           9  0.0  0.0      0     0 ?        I<   01:42   0:07 [kworker/0:1H-events_highpri]
root          10  0.0  0.0      0     0 ?        I<   01:42   0:00 [mm_percpu_wq]
root          12  0.0  0.0      0     0 ?        I    01:42   0:00 [rcu_tasks_kthre]
root          13  0.0  0.0      0     0 ?        I    01:42   0:00 [rcu_tasks_rude_]

この中で、今回は「rcu_gp」を指定してみます。

[root@kelly ~]# lsof -c rcu_gp
lsof: WARNING: can't stat() fuse.gvfsd-fuse file system /run/user/1000/gvfs
      Output information may be incomplete.
lsof: WARNING: can't stat() fuse.portal file system /run/user/1000/doc
      Output information may be incomplete.
COMMAND PID USER   FD      TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
rcu_gp    3 root  cwd       DIR  253,0      235  128 /
rcu_gp    3 root  rtd       DIR  253,0      235  128 /
rcu_gp    3 root  txt   unknown                      /proc/3/exe
[root@kelly ~]# 

「rcu_gp」に関する表示が出ましたね。

次に「i」オプションを見てみましょう。

「i」オプションでは、ネットワークソケットを表示します。

[root@kelly ~]# lsof -i | more
COMMAND     PID   USER   FD   TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
avahi-dae   772  avahi   12u  IPv4  22478      0t0  UDP *:mdns 
avahi-dae   772  avahi   13u  IPv6  22479      0t0  UDP *:mdns 
avahi-dae   772  avahi   14u  IPv4  22480      0t0  UDP *:38624 
avahi-dae   772  avahi   15u  IPv6  22481      0t0  UDP *:55406 
chronyd     798 chrony    5u  IPv4  22365      0t0  UDP localhost:323 
chronyd     798 chrony    6u  IPv6  22366      0t0  UDP localhost:323 
NetworkMa   949   root   28u  IPv4 122860      0t0  UDP kelly.kanan.com:bootpc->_gateway:bootps 
cupsd       956   root    6u  IPv6  23433      0t0  TCP localhost:ipp (LISTEN)
cupsd       956   root    7u  IPv4  23434      0t0  TCP localhost:ipp (LISTEN)
sshd        958   root    3u  IPv4  23448      0t0  TCP *:ssh (LISTEN)
sshd        958   root    4u  IPv6  23459      0t0  TCP *:ssh (LISTEN)
firefox   36564  kxxx   56u  IPv4 209042      0t0  TCP kelly.kk.com:49672->239.237.117.34.bc.googleusercontent.com:htt
ps (ESTABLISHED)
firefox   36564  kxxx  124u  IPv4 173714      0t0  TCP kelly.kk.com:35908->ec2-35-161-139-221.us-west-2.compute.amazon
aws.com:https (ESTABLISHED)
[root@kelly ~]# 

通信しているもののみが表示されました。

「i」オプションでは、「i:<Port#>」とすることでポート番号を指定することもできます。例えば、HTTP(TCP/80)を指定する場合は、「i:80」と指定します。

以下は、HTTPS(TCP/443)を指定した例となります。

[root@kelly ~]# lsof -i:443 | more
COMMAND   PID  USER   FD   TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
firefox 36564 kxxx   56u  IPv4 209042      0t0  TCP kelly.kk.com:49672->239.237.117.34.bc.googleusercontent.com:https 
(ESTABLISHED)
firefox 36564 kxxx  124u  IPv4 173714      0t0  TCP kelly.kk.com:35908->ec2-35-161-139-221.us-west-2.compute.amazonaws
.com:https (ESTABLISHED)
[root@kelly ~]# 

次に「u」オプションを見てみましょう。

「u」オプションでは、指定したユーザー名でフィルターして表示します。以下の例では、root ユーザーを指定しています。

[root@kelly ~]# lsof -u root | more
COMMAND     PID USER   FD      TYPE             DEVICE  SIZE/OFF       NODE NAME
systemd       1 root  cwd       DIR              253,0       235        128 /
systemd       1 root  rtd       DIR              253,0       235        128 /
systemd       1 root  txt       REG              253,0   1949240     496091 /usr/lib/systemd/systemd
systemd       1 root  mem       REG              253,0    582323     579363 /etc/selinux/targeted/contexts/files/file_cont
exts.bin
systemd       1 root  mem       REG              253,0     45408   33959961 /usr/lib64/libffi.so.8.1.0
systemd       1 root  mem       REG              253,0    153600   33883645 /usr/lib64/libgpg-error.so.0.32.0
systemd       1 root  mem       REG              253,0     28552   33978142 /usr/lib64/libattr.so.1.1.2501
systemd       1 root  mem       REG              253,0    102568   33871561 /usr/lib64/libz.so.1.2.11
systemd       1 root  mem       REG              253,0     32528   33959999 /usr/lib64/libcap-ng.so.0.0.0
systemd       1 root  mem       REG              253,0     41056   34639057 /usr/lib64/libeconf.so.0.4.1

以下、省略

今度は、kxxx ユーザーを指定してみます。USER の項目が kxxx のもののみが一覧表示されました。

[root@kelly ~]# lsof -u kanta | more
COMMAND     PID  USER   FD      TYPE             DEVICE  SIZE/OFF       NODE NAME
systemd    1828 kxxx  cwd       DIR              253,0       235        128 /
systemd    1828 kxxx  rtd       DIR              253,0       235        128 /
systemd    1828 kxxx  txt       REG              253,0   1949240     496091 /usr/lib/systemd/systemd
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0    582323     579363 /etc/selinux/targeted/contexts/files/file_con
texts.bin
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0     45408   33959961 /usr/lib64/libffi.so.8.1.0
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0    153600   33883645 /usr/lib64/libgpg-error.so.0.32.0
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0     28552   33978142 /usr/lib64/libattr.so.1.1.2501
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0    102568   33871561 /usr/lib64/libz.so.1.2.11
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0     32528   33959999 /usr/lib64/libcap-ng.so.0.0.0
systemd    1828 kxxx  mem       REG              253,0     41056   34639057 /usr/lib64/libeconf.so.0.4.1

以下、省略

この教材を使って学んでます。

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2023年 Active Directory Azure Microsoft MS Azure Administrator MS Azure Fundamentals クラウド コンピューター 認定資格

MS Azure を学ぶ(2)Azure Active Directory とオンプレ Active Directory の違い

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Active Directory(AD) とは

  • AD とは一般的に、Active Directory Domain Service (AD DS) サーバーを指す
  • AD DS とは、認証認可を行うサーバー
  • ディレクトリーサービスを提供

認証:

  • 「本人確認」のプロセス。
  • コンピューターの世界では、ユーザー名とパスワードを使って本人確認を行う。認証を通じて、「なりすまし」を防止する。

認可:

  • 「その IDが、サービスやアプリケーションにアクセス可能であるか」を確認するプロセス。
  • 認証された IDで、利用できるサービスやアプリケーションの範囲が決定する。

以下、分かりやすく表記するために、オンプレ Active Directoryを AD DS、Azure Active Directory を Azure AD とします。

AD DS と Azure AD の違い

1. 使用範囲の違い

  • AD DS(オンプレ Active Directory)は、オンプレミス向けの認証と認可を提供
  • Azure AD は、クラウド向けの認証と認可を提供

まず、AD DS とAzure Active Directory は、使用の範囲が異なります。

AD DS は、企業の中で、その企業のリソースを管理したり、認証と認可のために使われます。一方で、Azure AD は、クラウド向けの認証と認可とリソース管理のために使われます。

オンプレミス Active Directory
  • 自社データーセンターに AD DS を設置(オンプレミス)
  • 大規模拠点にも AD DS を設置するケースもあり
  • 自社のサーバー(アプリ)へのアクセス制御
Azure Active Directory
  • Azure の自社のテナント上で AD DS を使用(クラウド)
  • Azure の自社のテナント上のサーバー(アプリ)へのアクセス制御
  • Microsoft 365 などの SaaS アプリへのアクセス制御

2. 使用されるプロトコルの違い

  • AD DS は、社内ネットワークで使用され、Kerberos や NTLM を使用
  • Azure AD は、インターネット環境で使用され、SAML、WS–Federation、OpenID Connect、OAuth などのプロトコルを使用

AD DS とAzure AD では、認証と認可でしようされるプロトコルが異なります。

AD DS は、組織内で使われることを前提としており、古くはNTLM、今の主流ですと、Kerberos を使って、認証と認可を行います。

一方で、Aure AD はクラウドを前提としており、SAML、WS-Federation、OpenID Connect、OAuth などといったプロトコルを使って、認証と認可を行います。

オンプレミス Active Directory
  • オンプレ AD DSでディレクトリーサービスを提供
  • Kerberos (古いと LDAP)を使って認証
Azure Active Directory
  • ブラウザーでのアクセスを対象
  • SaaS アプリにアクセスし、Azure AD で認証
  • Azure AD の許可で、SaaS アプリへのアクセス許可を得る

3. 組織構成の違い

  • AD DS は、組織を1つのフォレストとし、その中でドメインを構成し、必要に応じてドメイン同士で信頼関係を結ぶ
  • Azure AD は、Microsoft が提供するAD DS 上で、組織にテナントが割り当てられる

AD DS ではフォーレストという空間を組織毎にドメインで小分けして管理します。それぞれのドメインは、アクセスが必要であれば信頼関係を結びます。

一方で、Azure AD にはドメインという考え方はなく、代わりにテナントいう考え方になります。1つの組織は1つのテナントとして認識されます。信頼関係という考え方もありません。

オンプレミス Active Directory
  • 1つの組織で1つのフォレストを構成
  • フォレストの中にドメインを作成
  • 必要に応じて子ドメインも作成
  • 信頼関係を結ぶことでアクセスの許可
Azure Active Directory
  • Azure AD はマルチテナントで動作
  • 組織は、Azure AD 上で「テナント」として管理
  • 必要に応じて複数のテナントを作成することも可能
  • 信頼関係という考え方はない(それぞれが独立したテナント)

Azure AD は、クラウドベースの ID を一元管理し、アプリケーションへのアクセス要求に対して認証と認可を行います。

また、クラウドサービスとして提供されるものなので、当然ながらドメインコントローラーのようなサーバーの展開はありませんし、ドメインコントローラーのメンテナンスも必要なくなります。

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2022年 Azure Microsoft MS Azure Administrator MS Azure Fundamentals クラウド コンピューター 技術一般 管理 認定資格

MS Azure を学ぶ (1) リソースグループの作成と管理

Azure Administrator (AZ-104)に合格しましたので、覚えた内容を忘れないように、これから少しずつアウトプットしていきたいと思います。


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リソースグループとは

リソースグループとは、Azure上のストレージや仮想マシンなどといったリソースを入れる箱のようなものです。各リソースをまとめて管理できます。

Learn Microsoft の画面

AWSなどでも同じような機能はありますが、必須になってはいませんが、Azureでは、各リソースは必ずどれかのリソースグループに所属する必要があり、必須となっています。

このリソースグループは便利な機能で、例えば各リソースにタグを付けたい場合、リソースグループにタグをつければ、そのリソースグループ内のリソースにも同じタグを付けられますし、リソースグループを削除すれば、そ子に所属している全てのリソースも一斉に削除することもできます。

リソースグループの作成

まず、リソースグループを作成してみましょう。

管理画面トップのテキストボックスに「リソースグループ」と入力して検索します。

メニューに「リソースグループ」が見えました。これをクリックします。

リソースグループの管理画面が開きます。

「作成」をクリックして、リソースグループを新規作成します。

リソースグループの作成画面が開きます。

設定する項目は、以下の3つがあります。

  • サブスクリプション:自分のサブスクリプションを選択
  • リソースグループ:今回作成するリソースグループの名前を入力
  • リージョン:リソースグループを配置するリージョンを選択

サブスクリプションは、課金が発生した際に支払いを行うサブスクリプションを選択します。

リソースグループの名前の注意点ですが、同じ名前のリソースグループは作成できません。以下のようにエラーになります。

リージョンですが、リソースグループに関しては意味はないです。実際にリソースグループの中に入れる各リソースの方は、必ずしもリソースグループと同じリージョンである必要はありません。このリージョンの項目は、単に管理目的となります。

各項目の選択と入力が完了したら、「作成」をクリックします。

リソースグループの一覧に、先ほど作成したリソースグループの名前が表示されましたね。これでリソースグループの作成は完了です。

リソースグループの削除

不要になったリソースグループは削除ができます。

削除したいリソースグループ名をクリックします。

対象リソースグループの管理画面が開きます。

「リソースグループの削除」をクリックします。

削除対象のリソースグループ名を、ここで再度入力します。

削除しようとしているリソースグループが本当に正しいのかを確認するためです。

正しければ、「削除」をクリックします。

リソースグループの一覧から、削除したリソースグループ名が見なくなりました。削除完了です。

このリソースグループの削除で非常に重要なのは、リソースグループを削除すると、そのリソースグループに属している各リソース全てが削除されるという点です。これは非常に便利である反面、非常に危険でもあります。運用稼働中のリソースであっても簡単に削除できてしまうのです。それを回避する機能がロックです。

リソースグループのロック

繰り返しになりますが、リソースグループは、使用する各リソースが入る箱のようなものというお話をしました。リソースグループに所属している各リソースですが、リソースグループを削除すると、その中の全ても削除されてしまいます。

せっかく苦労して作成したシステムも、簡単に削除されてしまいます。

これを避けるために、ロック機能が用意されています。

使用できるロックは2種類となります。

  • 読み取り専用ロック:削除も変更もできなくなります。
  • 削除ロック:削除のみをできなくし、変更は許可します。

まとめると、以下のようになります。

ロックの種類変更削除
読み取り専用ロック  X    X  
削除ロック  ○   X  

では実際に、ロック機能を適用してみましょう。

先ほど作成したリソースグループ名をクリックします。

対象リソースグループの管理画面が開きます。

メニューの中から「ロック」をクリックします。

ロックの管理画面が開きます。

「追加」をクリックします。

ロックの種類のプルダウンメニューを開くと、「読み取り専用」と「削除」の2つがあるのが見えますね。

今回は、「削除」ロックを設定してみます。

ロック名は必須です。今回は「delet-lock」とします。

メモはオプションですが、このロックの内容ですとか目的などを入れておくと、後からの管理で便利になります。

「OK」をクリックして、削除ロックを適用します。

作成した削除ロックが適用されたのが分かりますね。

今回適用したのは削除ロックです。リソースグループの削除ができなくなります。それでは試してみましょう。

対象となるリソースグループの名前をクリックし、「リソースグループの削除」をクリックしてみます。

削除対象となるリソースグループの名前を入力し、「削除」をクリックしてみます。

「削除に失敗しました」のメッセージが表示されましたね。削除できなくなっています。

では今度は、削除ロックを解除してみましょう。

対象となるロック名の「削除」をクリックします。

削除が完了し、ロック名が消えました。

それでは、再度、リソースグループを削除してみましょう。

対象となるリソースグループ名をクリックし、「リソースグループの削除」をクリックします。

削除対象となるリソースグループ名を入力し、「削除」をクリックします。

リソースグループの削除が始まりました。

「削除しました」のメッセージが表示されました。

リソースグループの一覧を表示してみましょう。先ほど削除処理したリソースグループ名は見えなくなりました。削除されていますね。

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ネイティブの英語 4 “Ka-ute”


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今日の表現:

Ka-ute

意味:

可愛いの意味で、Cuteと同じ(Cuteの最新の言い方)

発音はカタカナ表記すれば「キャユート」です。

先日初めて聞きました。意味が分からなかったのですが、文脈からどう聞いてもCute的な意味だよなと思って、インターネットで調べたら、Urban Dictionary に出てました。

日本語にも「かわウィー」という言い方があります。それに近い感じです。

Ka-ute

The newest version of cute, meaning; adorable, cute, sexy, sweet, funny, mindboggleing, amazing, breathtaking kind, irrisitable, and much more .

https://www.urbandictionary.com/define.php?term=Ka-ute

例文:

I got this because it looks Ka-ute.

カワイかったから、これ買ったの。

I customize clothes and shoes and make them look Ka-ute.

服や靴に手を加えて可愛くするの。

私の好きな米国の配信動画 “Dhar Mann” の「Rich Teens SHAME GIRL At THRIFT STORE」の 0:59 あたりで、I just picked up some Ka-ute things と言ってますね。この動画の中で何度か使われてます。

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中国語の耳を作る!シャドウイング練習法の極意


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なぜ中国語が聞き取れないのか?

 「中国語の文章ならば分かるけど、聞くことができない」

 「中国人の中国語が速すぎて耳が追い付かない」

 「中国語検定の筆記は自信あるけど、ヒアリングはダメだ」

中国語を始めたばかりの方は当然として、ある程度学習した方の中にも、こういった悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

わかります。

中国語通訳者・翻訳者の私は、よく中国語学習者の方からよくそういった相談を受けますし、私自身もかつてそうでしたから。

留学すればいい、なるべくたくさん中国人と話せばよいとおっしゃる方もいらっしゃいますが、私はお勧めしません。

留学にはお金もかかりますし、仕事しながら学習していらっしゃる方には無理です。

中国人と話すと言っても、そもそも聞き取れないのに、中国人と中国語でコミュニケーションになるんでしょうか?ヒアリング力があまりに低いからと、なかなかコミュニケーションに踏み込めない方も多いのではないかと思います。

第一、私自身に中国への留学や長期滞在の経験がなく、あまり積極的に人に話しかける性格でもありません。

私は主に参考書のCDを使ってヒアリング力をつけました。

ですから、参考書だけでもヒアリング力の向上は可能であると確信しています。

相談を受けた時、私はいつもそういった自宅での独学を軸とした基本的なヒアリング力の習得方法をアドバイスしています。

具体的にどのように学習すればよいかのアドバイスをする前に、なぜ中国語が聞き取れないのでしょうか?文章だったら読めるにもかかわらず。

それは簡単。中国人の話すスピードで話すことができないからです。

そのスピードで話せない以上、聞き取ることは不可能であると断言できます。

ヒアリング力はスピーキング力とかなり比例するのです。

ですから、ヒアリングの訓練にはまず短い文章でもいいから、中国人と同じスピードで話せるようになることが必要なのです。

私の場合、その訓練は主にシャドウイングという手法を使って行いました。

シャドウイングとは、CDの音声が言うことを同時に言うというものです。

まずは一つの例文をCDの音声に合わせて、慣れないうちは文章を見ながら言い、最終的には音声のみでその音声と同時にその例文を言えるようになるまで行います。

補助的に、紙にその例文を書くこともお勧めします。

その例文に慣れたら、もちろん次の例文で同じようにシャドウイングです。

舌がもつれて、なかなか中国語が出てこないかもしれませんが、それは舌や顔の筋肉が中国語の発音に慣れていないからです。

慣れるまで繰り返してください。

筋肉は鍛えれば発達し、それに適した動きをするようになるのは言語も同じなのです。

このシャドウイングを毎日行うことによって、脳内に生きた中国語の音声のネットワークが作られ、音声情報として脳内に記憶することができます。

つまりヒアリング力向上のための確実な第一歩が踏み出せるわけです。

最初は短い文章のものが良いでしょう。

しかし、付属のCDは中国人と同じスピードで発話するものでなければいけません。

私は様々な参考書を試しましたが、シャドウイングに特化した教材としてスリーエーネットワーク発行の『通訳メソッドシリーズ』をお勧めします。

その『通訳メソッドシリーズ』の中でも初級者の方にとってこれ以外にはないと自信を持って推奨できるのは『通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語文法』です。

この『通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語文法』は中国語検定準4級以上3級未満のレベルの方向けと個人的には思います。

1000近くある例文は短いものが多く、ある程度学習したがまだ初級レベルと考えておられる学習者の方には最適です。

当書はシャドウイングに特化した参考書のため、シャドウイングの細かいやり方が書いてありますが、上記の私独自の方法でも大丈夫です。

文法のおさらいや基礎固めもでき、語彙力もつくと思います。

この本での訓練を終えた頃には、十文字程度の短文ならば滞りなく発話でき、当然十分聞き取れるようになるはずです。

ここまで来たなら、中級も目指しませんか?

中級を目指す方向けならば、『通訳メソッドを応用した中国語短文会話800』をお勧めします。

通訳メソッドを応用した中国語短文会話800 [ 長谷川正時 ]

価格:3,080円
(2020/9/5 15:16時点)
感想(13件)

これもシャドウイングを主眼とした参考書ですが、最初にご紹介した中国語文法よりも文章は長くなります。

私の経験から、この本での学習を終えれば中国語検定3級程度のヒアリングならば十分対応できるようになっていることでしょう。

また、おしゃべりは無理としても、中国人と一問一答程度の短い会話ならばできるようになっているはずです。

中級まで達した方ならば、もう後は放っておいても上級を目指したくなることでしょう。

そんな向上心あふれる方には中級最後の関門、『通訳メソッドを応用した中国語中級会話700』です。

文章の難易度は完全に中上級で、音声を聞いただけでそれを自分の口で再現できるまで学習したならば、もうかなりヒアリング力は付いていることと思います。

私が当書での学習を終えた頃、中国語検定2級に合格し、中国語でのコミュニケーションはほぼできるようになっていたと記憶します。

他に上級を目指したい人向けの『通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語難訳語500』や『通訳メソッドを応用したシャドウイングと速読で学ぶ中国語通訳会話』がありますが、初級者の方に特にお勧めしたいのは上記三冊です。

以上はあくまで私の経験を基にしたものですが、独学によるヒアリング力の向上にはシャドウイングが唯一かつ最も有効な方法だと私は確信しています。

習得の速度は個人差があるかもしれませんが、重要なのは毎日続けることです。

語学は毎日続けている人を絶対に裏切らない学問です。

自分では気づかなくても、必ず成長させてくれるのです。

想像してみてください。

中国語で会話できる自分を、中国人の言ってることを理解できる自分を、更には中国語で思考するようになった自分を。

そうなってみたくはありませんか?

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